“ミートフリーマンデー(Meat Free Monday)”とは、ポール・マッカートニーとステラ・マッカートニーが提唱する地球環境保護を目的としたキャンペーン。週に1度、月曜日だけでも肉を食べない生活を皆が意識することで、畜産飼育における穀物需要の増加とそれに伴う森林破壊や砂漠化、さらには温暖化の要因でもあるメタンガスの発生を少しでも防ごうという啓蒙活動でもある。SWAG H.では、このメッセージに共鳴し、毎週月曜日にベジタリアニズムやヴィーガニズムをはじめとする関連ニュースをお届けする。第71回は、アメリカのメリーランドに拠点を構えるマリオットインターナショナルのブランド、東京マリオットホテル内にあるレストラン｢Lounge & Dining G(ラウンジ&ダイニング G)｣をピックアップ。

ホテル1階に位置する｢ラウンジ&ダイニング G｣は、アメリカの各都市にある都立公園をイメージした自然とモダニティが調和した空間デザイン。17mの開放感ある吹き抜けが特徴で、都会でありながらホテルに隣接する御殿山庭園から四季の移り変わりを五感を通じて感じることができる。東京マリオットホテルだからこそ味わえるアメリカンポップな遊び心を併せ持ち、ゲストの心身にポジティブなインパクトを与える体験の提供を心掛けている。

今回紹介するヴィーガンアフタヌーンティーは、コロナ禍における健康志向の高まりや、近年のヴィーガン食への注目を受けて、2020年秋に誕生。当初はパイロット的に始めた企画だったが、顧客からの好評の声を受けて2021年春より本格的な提供をスタート。コンセプトに“Garden Party(ガーデン パーティ)”を掲げ、春夏秋冬の季節に合わせたメニューを期間限定で提供している。ノンベジにとっては、ヴィーガン食＝素朴な味だったり、あまり美味しくないのでは？ という誤った先入観を持たれがちではあるが、東京マリオットホテルで提供するアフタヌーンティーのクオリティをしっかりとキープ。そのうえで、ヴィーガンメニューとは思えない新鮮な驚きや、近年、女性の間で大きなトレンドにもなっている“ヌン活”需要にも応えるフォトジェニックな見栄えを意識したメニュー開発を行なっている。