“MEAT FREE MONDAY” AIN SOPH. RIPPLE TATESHINA

Text_SWAG H.

"MEAT FREE MONDAY”
AIN SOPH. RIPPLE
TATESHINA

今はなき名店のヴィーガンバーガーが味わえる,
｢AIN SOPH.ripple蓼科店｣がニューオープン！

LIFE STYLE Jul 24, 2023

Text_SWAG H.

“ミートフリーマンデー(Meat Free Monday)”とは、ポール・マッカートニーとステラ・マッカートニーが提唱する地球環境保護を目的としたキャンペーン。週に1度、月曜日だけでも肉を食べない生活を皆が意識することで、畜産飼育における穀物需要の増加とそれに伴う森林破壊や砂漠化、さらには温暖化の要因でもあるメタンガスの発生を少しでも防ごうという啓蒙活動でもある。SWAG H.では、このメッセージに共鳴し、毎週月曜日にベジタリアニズムやヴィーガニズムをはじめとする関連ニュースをお届けする。第102回は、長野県蓼科にあるヴィーガンバーガー専門店｢AIN SOPH.ripple(アインソフリプル)蓼科店｣をピックアップ。

蓼科BASE

オープン当時のキッチンカー

｢アインソフリプル｣は、本連載第5回で紹介した国内直営店4店舗を展開するヴィーガンレストラン｢AIN SOPH.(アインソフ｣が手掛けるヴィーガンバーガー専門店。新宿にあった店舗は、残念ながら2020年末に閉店したが、蓼科にあるこちらのお店がフランチャイズ第一号店としてキッチンカーでのプレオープンを経て、今年4月17日に晴れてグランドオープンを果たした。お店を構えるのは、蓼科湖畔にある新観光施設｢蓼科BASE｣の一角。｢蓼科BASE｣は日帰り温泉や宿泊施設、レストラン、カフェ、観光案内所などを備えた複合型観光施設で、蓼科、八ヶ岳周辺の新たな観光スポットとして注目を集めている。

お店のコンセプトは、“drop ripple wave 愛、調和、感謝を波紋のように広げて”。そこには、一粒の水滴が水面に落ちると、徐々に波紋を広げていくように、ひとりひとりの行動が遥か彼方への影響をつくるという想いが込められている。｢アインソフリプル｣が提供する｢食｣が水滴のようなひとつのきっかけとなり、自分自身が大きな波紋に繋がる存在であることに誰もが気付いて欲しいのだという。

お店で提供されるのは、すべて100%ヴィーガンメニュー。肉、魚はもちろん、乳製品や卵を含めた動物性食材を一切使用しない完全菜食であり、地元の新鮮な野菜を使うなど蓼科店ならではの特色も。見た目的にもインパクトがあり、しっかりと食べ応えのあるボリューム満点のハンバーガーだが、消化に優しくギルトフリーなのが特徴だ。

リプルチーズバーガー ¥1,500

｢AIN SOPH.ripple｣の代名詞とも言えるシグネチャーメニュー。ヴィーガンチェダーチーズとフライドオニオン、オリジナルパティ、トマトを挟んだ最強の一品で、仕上げの自家製BBQソースも味のポイントに。

Soyカツレツバーガー ¥1,350

サクサクとしたクリスピーカツを贅沢に2枚使い、スパイスの効いたオリジナルソースで味付け。たっぷりの千切りキャベツとマヨネーズソースも相性抜群で、バンズに塗られたマスタードが濃厚なソースカツにアクセントをプラス。

チリチーズバーガー ¥1,500

スパイシーな辛さがクセになるチリコンカンをたっぷりと使用。新鮮なトマトやサニーレタス、コク深いヴィーガンチェダーチーズとの相性も抜群で、暑い夏でも食欲がそそられる一品。

コーンスープ ¥400

牛乳ではなく、アーモンドミルクをベースにした｢AIN SOPH.｣オリジナルのコーンスープ。植物性でありながらコクのある優しい味わいは、リピーター人気も高い。ハンバーガーとセットなら¥300に。

看板メニューのハンバーガー以外にも、ブリオッシュフレンチトーストやファッジブラウニーサンデー、バニラアイスといったスイーツも充実。ドリンク類もオーガニックコーヒーや自家製レモネード、長野県産の無添加リンゴを使ったフレッシュジュースなど各種取り揃えている。天気のいい日には、眼前に蓼科湖を望む絶好のロケーションを堪能しながら、屋外スペースで飲食を楽しむこともできる。

ブリオッシュフレンチトースト(季節のフルーツ＆ホイップ) ¥1,650

キウイ、イチゴ、バナナなど、季節毎に旬のフルーツを楽しめるフレンチトースト。バゲットや食パンではなくブリオッシュを使い、卵や牛乳も不使用なので軽い仕上がりに。

ファッジブラウニーサンデー ¥850

グルテンフリー仕様のヴィーガンスイーツ。ひんやりとしたバニラアイス、サクサクのコーンフレーク、植物性のソイホイップクリームを合わせて濃厚チョコレートソースをトッピングした贅沢な一皿。

お店を構える蓼科は、東京から車で約3時間ほどの距離。また、高現地とあって、近年は同じ長野にある軽井沢に負けないほど避暑地として人気を集めている。特にここ最近では、炎天下の続く都心を離れたワーケーション需要も高まっていると聞く。レジャーにしろ、仕事にしろ、食事は旅先での大きな楽しみのひとつ。普段はノンベジを志向する人でも、ヴィーガンにチャレンジするひとつのきっかけになるかもしれない。この夏は、蓼科観光のルートに、｢アインソフリプル蓼科店｣を、ぜひ加えてみてはいかがだろう。