“ミートフリーマンデー(Meat Free Monday)”とは、ポール・マッカートニーとステラ・マッカートニーが提唱する地球環境保護を目的としたキャンペーン。週に1度、月曜日だけでも肉を食べない生活を皆が意識することで、畜産飼育における穀物需要の増加とそれに伴う森林破壊や砂漠化、さらには温暖化の要因でもあるメタンガスの発生を少しでも防ごうという啓蒙活動でもある。SWAG H.ではこのメッセージに共鳴し、毎週月曜日にベジタリアニズムやヴィーガニズムをはじめとする関連ニュースをお届けする。第17回は、ハワイ版ミシュランと呼ばれる｢ハレアイナ賞｣で2年連続金賞を獲得したハワイ発のヴィーガンレストラン｢PEACE CAFE(ピースカフェ)｣をピックアップ。

｢PEACE CAFE｣は、まだヴィーガンという言葉もそれほど知られていなかった2010年にハワイで初めてのヴィーガンレストランカフェとしてオープン。“美味しく、楽しく、身体に優しいヘルシーな食事を”というシンプルな志を掲げ、和食やエスニック、フレンチなど様々なジャンルの料理を学んだオーナーシェフ、寺井将太氏を中心に調味料ひとつひとつにこだわったオリジナルメニューを考案。動物性食材や卵に乳製品、上白糖を一切使用しない100%プラントベースのハワイアンヴィーガンスタイルの料理は、ハワイのグルメランキング1位に輝くなど、ローカルはもちろん、世界中から訪れる観光客からも絶大な支持を集めている。2019年には、ヴィーガンプレートとヴィーガングラノラ専門店｢PEACE CAFE 渋谷スクランブルスクエア店｣で日本初出店を飾ると、以降わずか2年の間にヴィーガンカレー専門店｢PEACE CAFE 横浜ジョイナス店｣、ヴィーガンボウル、ヴィーガンプレート、ヴィーガンプリン、ヴィーガングラノラ専門店｢PEACE CAFE 渋谷東急フードショー店｣を立て続けにオープン。どのお店も、ストイックな菜食主義だけでなく、心身の健康や環境への配慮を願う人たち、さらに純粋に味の美味しさを求めて通うリピーターなどで常に賑わっている。

ハワイの本店で人気があるメニューだけではなく、日本独自のメニューも数多い。渋谷スクランブルスクエア店で人気なのが、ランチの｢カスタマイズプレート｣。メインやサイドメニューを好みに応じて組み合わせられるので、女性客の多い同店の中でも1番人気となっている。カレー専門店の横浜ジョイナス店では、ベジタブルメンチカレーやローストベジタブルカレーなど、全9種類のカレーがラインナップ。大豆パンによる自家製パン粉を使った揚げたてカレーパンも根強い人気を誇る。おやつや朝食としても最適なヴィーガングラノラは、ハワイ本店のオリジナルレシピを採用したもの。日本国内では、渋谷スクランブルスクエア店および渋谷東急フードショー店で展開している。