“ミートフリーマンデー(Meat Free Monday)”とは、ポール・マッカートニーとステラ・マッカートニーが提唱する地球環境保護を目的としたキャンペーン。週に1度、月曜日だけでも肉を食べない生活を皆が意識することで、畜産飼育における穀物需要の増加とそれに伴う森林破壊や砂漠化、さらには温暖化の要因でもあるメタンガスの発生を少しでも防ごうという啓蒙活動でもある。SWAG H.では、このメッセージに共鳴し、毎週月曜日にベジタリアニズムやヴィーガニズムをはじめとする関連ニュースをお届けする。第30回は、本場アメリカ仕込みのハンバーガーをヴィーガン仕様で味わえる｢GREAT LAKES(グレート レイクス)｣をピックアップ。

新宿区西早稲田に店舗を構える｢グレート レイクス｣は、アメリカのクラシックかつ本格的なジャンクフードを提供する100%ヴィーガンのハンバーガーショップ。本物のアメリカンフードを日本のお客さんにも提供したいというアメリカ人オーナーの想いが形となったもので、単に美味しいだけのヴィーガンフードを作るのではなく、すべての人にとって手軽に利用できる身近なお店として｢グレート レイクス｣が存在し、その上で美味しい料理を提供することを目指している。自分たちのお店が、いつでもどんな人でも歓迎されるべき空間でありたいと想う気持ちは、動物の権利や地球環境への配慮、そしてSDGsに関心のある人だけではなく、例えノンベジであっても単純に美味しいハンバーガーを食べたいという人も十分に満足させる味への自信と、誰しもを平等に受け入れるオープンマインドからも見てとれる。

｢グレート レイクス｣のハンバーガーは、シグネチャーの｢スペリオルバーガー｣、アメリカのクラシックなスタイルを踏襲した｢ミシガンバーガー｣と｢オンタリオバーガー｣の全3種類がラインナップ。食材のほとんどを自家製にこだわっており、SNS等で“肉好きが食べても抜群に美味しく、もはや代替肉のレベルを超えている”とも評されるオリジナルヴィーガンパティは、椎茸、玄米、玉ねぎをベースに、ハーブ、スパイス、小麦グルテンをブレンドした自信作。他にも、大豆ベースの素材を店内で時間をかけて発酵させたチーズソースや、米麹を使用したオーダーメイドのバンズなど、食材へのこだわりと安全性への配慮は細部にまでおよぶ。また、ハンバーガーは、好きな食材をトッピングしたカスタマイズも可能なので、自分好みのオリジナルフレイバーを楽しむのもおすすめだ。

カスタマイズは、ハンバーガーだけではなくサイドメニューにも対応可能。お店一推しは、チーズやカラメルオニオンをトッピングしたフライドポテトで、裏メニューでありながら評価が口コミで広がり、今ではリピーターが引きもきらない。スタッフの予想もつかない独創的なカスタムは、料理を提供する側にとっても新たな発見や楽しみでもあるそうなので、ぜひ遠慮せずに色々とチャレンジしてみてはいかがだろう。