“ミートフリーマンデー(Meat Free Monday)”とは、ポール・マッカートニーとステラ・マッカートニーが提唱する地球環境保護を目的としたキャンペーン。週に1度、月曜日だけでも肉を食べない生活を皆が意識することで、畜産飼育における穀物需要の増加とそれに伴う森林破壊や砂漠化、さらには温暖化の要因でもあるメタンガスの発生を少しでも防ごうという啓蒙活動でもある。SWAG H.では、このメッセージに共鳴し、毎週月曜日にベジタリアニズムやヴィーガニズムをはじめとする関連ニュースをお届けする。第28回は、本日11月22日(月)にリニューアルオープンする自然派イタリアンレストラン｢Green Italian TORCIA(グリーンイタリアン トルチャ)｣をピックアップ。

新宿伊勢丹7階のイートパラダイス内にお店を構える｢グリーンイタリアン トルチャ｣は、都内を中心にマクロビティックレストランを展開する｢チャヤマクロビティクス｣が手掛けるイタリアンレストラン。マクロビオティックとは、1920年代に思想家、桜沢如一が提唱した食事法およびライフスタイルで、玄米、全粒粉を主食とし、豆類や野菜、海藻などで献立を組み立てた長寿を目的とする教えである。とはいえ、｢グリーンイタリアン トルチャ｣に関しては、マクロビオティックだけにこだわることなく、身体に優しい食材を積極的に使用する“グリーンイタリアン”をコンセプトに掲げている。店名である“トルチャ”とは松明を意味するイタリア語で、暖炉や松明を囲みながら食事をする温かみのある素敵な時間や空間の提供を目指す。そのため、これまで同レストランのベースであったモダンイタリアンに加え、新たにヴィーガンメニューを幅広く提供することで、あらゆる食の嗜好やバッググラウンドを持つ人々がひとつの同じテーブルを囲み、食事を楽しんでもらいたいという想いが今回のリニューアルに反映されている。

｢グリーンイタリアン トルチャ｣の多彩なメニューは、身体に優しいことと、満足度の高い美味しさが両立することを言葉以上に雄弁に語る。食のスタイルの多様化に伴い、ますます関心が高まる代替肉を使用したメニューはもちろんのこと、フォアグラやオイスターをはじめ、ピッツァ、コロッケ、ハンバーガーにスイーツまで多彩なヴィーガン仕様のメニューを創作。お店を訪れるお客さんは、ノンベジを含めた数ある選択肢の中からその日の気分や体調に合わせてメニューを自分で選べる楽しさを享受できると共に、植物性由来の食品の可能性を体験することができる。