THE PUBLIC IMAGE IS ROTTEN

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THE PUBLIC IMAGE
IS ROTTEN

セックス・ピストルズ,PiLのジョン・ライドンの
半生を描いた,ドキュメンタリー映画が公開。

ENTERTAINMENT Aug 11, 2021

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元セックス・ピストルズのボーカリストであり、パブリック・イメージ・リミテッド(PiL)のフロントマンとして後のミュージックシーンに大きな影響を与えたジョン・ライドンのドキュメンタリー映画｢ザ・パブリック・イメージ・イズ・ロットン｣が、8月14日(土)より公開される。

©︎Martin Thompson

©︎Martin Thompson

本作は、PiLの結成40周年となる2018年に発表されたもので、1970年代後半に突如としてミュージックシーンに現れ、一躍エポックメイキングな存在となったセックス・ピストルズのボーカル、ジョニーロットンがバンドを解散後、本名のジョン・ライドンとしてPiLを結成してからのセンセーショナルな半生を描いたものである。

作中には、ジョン・ライドンとPiLの新旧メンバーをはじめ、ビースティ・ボーイズのアドロック、ソニック・ユースのサーストン・ムーア、モービー、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーといった豪華な面々が登場。彼らにPiLが与えた影響やジョンとの親交が語られるだけでなく、ジョン自身とバンドの華々しいキャリアに隠された紆余曲折の舞台裏や、初めて公にされる知られざる真実の数々が、ジョンのウィットに富んだ語り口と素直でどこか憎めない人柄を通じて赤裸々に描かれている。溢れんばかりの初期衝動を叩きつけたかのようなピストルズに対し、PiLが生み出した既存のパンク/ロックを実験的なアプローチによって再構築したかのようなサウンドは、ポスト・パンクを牽引するものであった。事実、作中でアドロックは“作曲のお手本だった”と語り、モービーもPiLの最高傑作とも名高い｢メタル・ボックス｣を“最も好きなアルバム”とコメントしているように、ジャンルやシーンを横断して様々な形で後世に大きな影響を与えたのは間違いない。そして、アイコニックなサークル状のロゴマークは、今なおサンプリングされ続けるなど、その影響力はミュージックシーンのみならずファッションやデザインの領域にも波及している。それだけにこの作品は、ミュージックラバーならずとも観る価値がありそうだ。

ジョン・ライドンとパブリック・イメージ・リミテッドの軌跡を辿った｢ザ・パブリック・イメージ・イズ・ロットン｣は、新宿K’s cinemaほか全国順次公開＆配信予定。

INFORMATION

ザ・パブリック・イメージ・イズ・ロットン

8月14日(土)より新宿K’s cinema他、全国順次公開&配信予定

監督：タバート・フィーラー
出演：ジョン・ライドン、ジャー・ウォブル、キース・レヴィン、ジム・ウォーカー他
配給：キュリオスコープ
2017年｜アメリカ｜英語｜105分｜カラー・モノクロ｜16：9｜5.1ch
原題：The Public Image is Rotten
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www.curiouscope.jp/PiLdocumentary/