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ABOUT APR, 2026
コルビュジエとドーシ,2人の巨匠が遺した建築と
思想を丹念に紐解くドキュメンタリームービー。
ENTERTAINMENT Apr 21, 2026
ル・コルビュジエとB・V・ドーシが、インドの地に遺したそれぞれの建築物と思想を2つのドキュメンタリーによって紐解く特集上映「ル・コルビュジエとドーシ インドのモダニズム」が、5月1日(金)より、ユーロスペース他にて全国順次公開される。
本特集は、ル・コルビュジエが主導したインドの計画都市、チャンディーガル(チャンディガール)のその後を追ったドキュメンタリー「ユートピアの力」と、コルビュジエのもとでキャリアをスタートしたインド人建築家、バルクリシュナ・ヴィタルダス・ドーシに迫ったドキュメンタリー「誓い 建築家 B・V・ドーシ」の2本立てで構成。西洋のモダニズムとインドの精神性や風土が融合し実現した“奇跡”を、2人の偉大な建築家を通して辿っていくものである。
チャンディーガルとは、1947年にイギリスからの支配を脱したインドの初代首相、ネールが過去の伝統に縛られない、未来への信条と民主主義を象徴する都市の建設を望んだことがその発端となる。壮大な計画の設計を担ったのが、20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエである。コルビュジエは、自然の秩序と近代技術が完全に調和した、人間中心のユートピアを造り出すべく、伝統的な都市や建築から脱却した、壮大な実験を仕掛けていく。
また、同計画において、インド西部の都市、アーメダバードのプロジェクト(サラバイ邸、ショーダン邸、繊維業会館など)の実施を担ったのが、本特集のもう1人の主人公、B・V・ドーシである。コルビュジエの薫陶を受け、その後、アーメダバードで独立を果たしたドーシは、早くからサステナブルやエコの思想を建築に取り入れ、アランヤ低コスト住宅プロジェクトや CEPT大学の創設などを手掛け、社会課題の解決や教育問題にも尽力。2018年には、建築界のノーベル賞とも謳われるブリツカー賞をインド人として初受賞するなど、2023年に逝去するまで、その土地に根差した“人々のための建築”を志向し、多大なる功績を残した。
アプローチやアウトプットこそ異なれど、新しい建築理念によって未来を築こうとした2人の名匠は、建築によってどのような対話を重ね、後世に何を遺したのか。そして、遺された建築物とそれぞれが思い描いたビジョンはどのように変容し、継承されていくのか。その答えを、ぜひ本特集で確かめてみてはいかがだろう。
5月1日(金)より、ユーロスペース他全国順次公開
「ユートピアの力」
監督/撮影:カリン・ブッハー、トーマス・カラー
編集:トーマス・カラー、ミリアム・クラーケ ンベルガー、ファビアン・カイザー
音楽:アトゥール・シャルマ
出演:グルチャラン・シン・チャンニ、ディーピカー・カンディー、シッダールタ・ウィグ、ディワ ーン・マーンナー
2023/スイス/85分/カラー/5.1ch/英語・ドイツ語/原題:THE POWER OF UTOPIA – Living with Le Corbusier in Chandigarh
企画・配給:トレノバ
「誓い 建築家 B・V・ドーシ」
監督:ヤン・シュミット=ガレ
撮影:ディートハルト・プレンゲル
編集:サラ・J・レヴィン
音楽:バルトーク・ベーラ
出演:バルクリシュナ・ドーシ、スフリド・サラバイ、スーリヤ・カカニ
2023/ドイツ/90分/カラー/5.1ch/英語、グジャラート語、ヒンディー語/原題:THE PROMISE. ARCHITECT BV DOSHI
企画・配給:トレノバ
trenova.jp/coranddoshi