NEW GENERATION, NEW WAVE
ABOUT OCT, 2024
プルーヴェ,ペリアンら家具のマスターピースと,
未来の“傑作”となり得る現行品を集めた展覧会。
LIFE STYLE Jun 8, 2022
世界中から蒐集したデザイナーズ ヴィンテージ家具を展開する名店「Objet d’ art(オブジェ デ アート)」が、キュレーションを手掛ける展覧会「MODERN LIVING + CONTEMPORARY 日常空間のヴィンテージ家具とコンテンポラリー家具展」が、伊勢丹新宿店イセタン ザ・スペースにて開催中。
本展の主催を務める「オブジェ デ アート」は、江戸川区小松川にある古い工場跡をリノベーションしたギャラリー。これまでデザイナーズ ヴィンテージを中心に、アンティークから現代作家の作品まで、国や年代に捉われない独自の視点で選び抜かれた家具やアートピースを展開してきた。近年では、ヴィンテージのみならず現代作家が手掛ける“家具作品”の取り扱いにも力を入れ、新旧の名品を組み合わせたコーディネートなど、特別なライフスタイルの提案にも取り組んでいる。
会場となるイセタン ザ・スペースには、ピエール・ジャンヌレ、ジャン・プルーヴェ、シャルロット・ペリアンといった、世界的な評価を博す名工が手掛けたヴィンテージ家具の中でも、とりわけマスターピースと位置付けられる不朽の名作を多数展示。併せて、オランダのデザインユニット、x+1のサイドテーブルをはじめ、ベルギー出身の作家、Nel Verbeke(ネル・フェルベーク)のオブジェや、Ben Storms(ベン・ストームズ)作の金属製ウォールオブジェ、さらにThomas Serruys(トーマス・セルイス)の代表作である亜鉛メッキを施したスチールチェアなど、現代作家によるコンテンポラリーな作品を組み合わせた空間演出や、出展作品の販売、受注を行う。また、会場に展示されているファインアートやヴィンテージ作品なども販売されるという。
こうした折衷的かつ大胆なコーディネートの裏には、既に傑作の評価が定まったモダンデザインの逸品同様に、現代作家が手掛ける隠れた名作も、これから時を重ねることで次の時代の“マスターピース”へと育っていく可能性を見出す狙いがあるという。また、希少価値や金額の多寡、作家のネームバリューだけにおもねることなく、全年代の家具を組み合わせることによって暮らしに深みのある味わいを生み出し、住む人や使う人にとってそれぞれの感性に寄り添った提案をしたいという、「オブジェ デ アート」の想いが込められている。
なお、会期は6月15日(水)まで。過去のヘリテージに正当な価値を与え、未来のマスターピースに光を当てる「MODERN LIVING + CONTEMPORARY 日常空間のヴィンテージ家具とコンテンポラリー家具展」をぜひお見逃しなく。
会期:開催中(6月15日まで)
開館時間:10:00~20:00
休館日:なし
会場:伊勢丹新宿店本館2階 イセタン ザ・スペース
東京都新宿区新宿3-14-1
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