NEW GENERATION, NEW WAVE
ABOUT OCT, 2024
国立新美術館では、6月9日(水)から「ファッション イン ジャパン 1945-2020―流行と社会」を開催する。
本展は、1970年代以降アメリカやヨーロッパとは違う形で独自に発展を遂げ、世界中から注目を集めた日本の装いの文化と、その豊かな表現を生み出すきっかけとなった明治期以降の社会状況や流行を発端に、戦後から現在に至るまでの日本のファッションを包括的に紹介するものである。戦中戦後の国民服やもんぺの時代まで遡り、80年代に“黒の衝撃”としてパリのファッションシーンにおいてエポックメイキングな存在となったコム デ ギャルソンやヨウジヤマモト、そして今やメゾンブランドを指揮するデザイナーもその影響を公言してはばからない裏原宿カルチャーや日本の若者から発進されたKawaii文化、サステナブルな未来までを広く網羅し、日本における服飾史の変遷をメインストリームではない部分まで丁寧に拾い上げている。
また、衣服そのものだけでなく、写真、雑誌、映像といった当時の豊富な資料を通して、流行の発信者と衣服を纏う私たち、そしてその間を繋ぐメディア、それぞれの軸から各時代のファッションを社会現象や世俗と共に紐解いていく。
“「日本のファッション」、あなたは何を思い浮かべますか?”……本展のキャッチコピーにあるように、それぞれのファッション体験や趣味嗜好が日本の服飾史において、どんな影響下で生まれ、何を遺していったのかを改めて俯瞰して確認してみるのもいいだろう。
会期:6月9日(水)~9月6日(月)
休館日:火曜日
開館時間:10:00~18:00
*毎週金、土曜日は20:00まで。
*入場は閉館の30分前まで。
(開館時間は変更になる場合がございます)
入場料:一般 ¥1,700、大学生 ¥1,200、高校生 ¥800
*中学生以下、または障害者手帳をご持参の方(付添の方1名含む)は入場無料。
会場:国立新美術館 企画展示室1E
東京都港区六本木7-22-2
TEL 03-5777-8600(ハローダイヤル)
https://fij2020.jp