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若き日のデヴィッド・ボウイを描いた,
“ジギー・スターダスト”誕生前夜の物語。
ENTERTAINMENT Oct 8, 2021
2016年に惜しまれつつ逝去した世界的なカルチャーアイコン、デヴィッド・ボウイの若き日を描いた映画「スターダスト」が、10月8日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他で公開される。
本作は、デヴィッド・ボウイ扮する最も有名な架空のキャラクターであり、1972年発表のアルバムタイトルでもある“ジギー・スターダスト”を生み出すきっかけとなった瞬間の舞台裏をはじめ、キャリアのターニングポイントとそれに関わった人たち、そして彼の内面や心の葛藤、そして時代の最先端を見据えて変化していく姿を描いたものである。
物語の舞台は、名盤「ジギー・スターダスト」を発表する前年の1971年。24歳のデヴィッドは、イギリスからアメリカへと渡り、マーキュリーレコードのパブリシスト、ロン・オバーマンと共に初の全米プロモーションツアーに挑むが、自分が全く世間に知られていないことや、時代がまだ自分に追いついていないことを思い知らされる。しかし、そこで出会ったヴェルヴェット・アンダーグラウンドやアンディ・ウォーホル、さらにウォーホルのアトリエでありサロンとしての機能を持ち併せた「ファクトリー」など、アメリカから生まれる新たな才能やカルチャーの息吹は、デヴィッドを大いに刺激した。そして自分自身を覆ういくつもの殻を破り捨て、後に不世出のロックスターとして輝く“デヴィッド・ボウイ”になる前の知られざる姿を捉えている。
監督を務めたのはウェールズ出身のガブリエル・レンジ。子供の頃からデヴィッド・ボウイに憧れていた彼は、本作に寄せたステイトメントによると1人の人間がアーティストになる姿を映画で描きたかったという。それは、デヴィッド・ボウイの伝記映画やベストアルバムのような映画ではなく、まだ誰も知らない彼の姿を描くために当時の記録があまり残っていない初めての渡米にフォーカスを当てた。そして若き日のデヴィッド・ボウイを演じたのは、俳優でありミュージシャンとしても活躍するジョニー・フリン。ガブリエル・レンジ監督によれば、見た目が似ていることはあまり重要ではなく、迷走中の駆け出しアーティストの気持ちを理解できることを重視したという。そしてジョニー・フリン自身がボウイオタクであったことも決め手となったと語っている。
イギリスでミュージシャンとしての成功を夢見る青年が、アメリカから世界を目指して瞬く間に世界を駆け抜けていく。そんな誰もが知るデヴィッド・ボウイの、まだ誰も知らない若き日のストーリーをぜひお見逃しなく。
10月8日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開
監督:ガブリエル・レンジ
脚本:クリストファー・ベル, ガブリエル・レンジ
CAST:ジョニー・フリン, ジェナ・マローン, デレク・モラン, アーロン・プール, マーク・マロン
配給:リージェンツ
2020年|イギリス|カナダ|109分|PG12
原題:STARDUST
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davidbeforebowie.com