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日本初となるダミアン・ハーストの個展が開催!
最新作の「桜」シリーズから大型作品24点を展示。
ART Mar 10, 2022
世界的な現代アーティスト、ダミアン・ハーストの個展「ダミアン・ハースト 桜」が、国立新美術館にて5月23日(月)まで開催中。
1965年英国ブリストル出身のダミアン・ハーストは、動物をホルマリン漬けにした作品「自然史」シリーズや、覚醒剤の錠剤をイメージしたとされるカラフルなドットをキャンバスに等間隔に配置した「スポット・ペインティング」シリーズなどで知られる、世界で最も有名な現代作家のひとり。30年を超えるキャリアの中で、絵画、彫刻、インスタレーションと様々な手法を用いて、芸術、宗教、科学、生と死といったテーマを深く考察した創作活動を続けている。
本展は、ダミアン・ハーストにとって日本初となる大規模個展で、桜を描いた大型の絵画作品24点が展示される。2021年にカルティエ現代美術財団によって世界で初めて紹介された「桜」シリーズは、19世紀のポスト印象派や20世紀のアクション ペインティングといった世界絵画史の成果を独自に解釈し、色彩豊かでダイナミックな風景画に落とし込んでこんいる。なお、ハースト自身は、本シリーズを愛で歪められたジャクソン・ポロックみたいと評している。それはまた、1980年代後半以降、継続的に抽象絵画を製作してきたハーストにとっては、色彩や絵画空間に対する探求の大きな成果ともいえるだろう。
本展のために、全107点から成る「桜」シリーズから、作家自身が作品を選び、展示空間を作り上げた会場では、大きいもので縦5メートル、横7メートルを超える大型作品も展示される。大画面に描かれた風景は、あたかも鮮やかに咲き乱れる桜の樹の下に身を委ねたようでもあり、その壮大で幻想的な世界をぜひ実際に体験してみてはいかがだろう。
会期:開催中(5月23日まで)
会場:国立新美術館 企画展示室2E
東京都港区六本木7-22-2
時間:10:00~18:00
*毎週金、土曜日は20:00まで
*入場は閉館の30分前まで
休館日:火曜日
*ただし5月3日(火、祝)は開館
観覧料料:当日 一般 ¥1,500、大学生 ¥1,200、高校生 ¥600
*中学生以下は入場無料
*障害者手帳をご持参の方(付添の方1名含む)は入場無料
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
www.nact.jp/exhibition_special/2022/damienhirst/