NEW GENERATION, NEW WAVE
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SF映画「2001年宇宙の旅」から20年,
アートによる探求を試みた異色の展覧会。
ENTERTAINMENT Mar 30, 2021
表参道にあるGYRE GALLERYでは、現在「2021年宇宙の旅 モノリス_ウイルスとしての記憶、そしてニュー・ダーク・エイジの彼方へ」展が開催中となっている。
本展は、スタンリー・キューブリック監督によるSF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」公開から20年経った今、様々なアートによって新たな観点から作品の読解を試み、問いただしていくものである。
劇中に登場するAI(人工知能)を持ったHAL9000や、猿人が人へと進化するきっかけとなった謎の黒い石板、モノリスなどをモチーフとし、公開時から科学やテクノロジーが発展したことを受けて宇宙旅行やAIの反乱、非人間的な知性、人工的な進化といった現代そして近い未来に起こりうる諸問題を芸術作品によって探求していく。
出展作家は赤瀬川原平、オノデラユキ、森万里子らの日本人アーティストに加え、芸術界のアカデミー賞と言われるターナー賞の受賞経験もある巨匠、アニッシュ・カプーアやテクノロジーと規律をテーマにした研究 / 活動によってニューダークエイジの旗手と称されるジェームズ・ブライドルまで、故人からアートシーンの最前線に位置する芸術家まで全9組が参加。デザインは長嶋りかこが手掛けている。
なお、会期終了は4月25日(日)。コロナ以降で従来の価値観や時間軸が大きく揺らいだ現代。本展のアート作品や「2001年宇宙の旅」の宇宙観を通して、未来とは何か?という果てしない問いにひと時思いを巡らしてみるのもよいだろう。
会期:開催中(4月25日まで)
時間:11:00-20:00
休館日:不定休(館の休館日に準ずる)
入場料:無料
会場:GYRE GALLERY
東京都渋谷区神宮前 5-10-1 GYRE3F
TEL 03-3498-6990
gyre-omotesando.com/art