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ウェス・アンダーソンの最新作にして“原点回帰”
家族の絆と再生を描いたクライム・コメディ。
ENTERTAINMENT Sep 5, 2025
「アステロイド・シティ」(2023)以来、約2年振りとなるウェス・アンダーソン監督の最新作「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」が、9月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイント他にて全国ロードショーされる。
本作は本年度のカンヌ国際映画祭で行われたプレミアム上映において、7分半にわたるスタンディングオベーションを浴び、5月30日からのアメリカ先行公開では、初週末3日間の館アベレージが今年の限定公開作の最高記録を達成。その後の拡大公開でも興行収入ランキングのベスト10入りを果たすなど、興行面でも上々の滑り出しを果たした。
物語の舞台は、1950年代のヨーロッパ、“現代の大独立国フェニキア”。6度の暗殺未遂から生き延びた大富豪ザ・ザ・コルダは、フェニキア全域に及ぶ陸、海3つのインフラを整備する大規模プロジェクト「フェニキア計画」の実現を目指していた。だが、冷酷で手段を選ばない傍若無人なやり口から、ライバル企業だけでなく各国の政府までが彼の命を狙う。そんな中、とある妨害によって赤字が拡大、財政難に陥り、計画が脅かされることに。ザ・ザは離れて暮らす修道女見習いの一人娘、リーズルを自身の後継者に指名し、彼女を連れて旅に出る。目的は資金調達と計画推進、そしてリーズルの母の死の真相を追うこと。次々と現れる暗殺者や裏切り者をかわしながら、出資者たちと駆け引きを重ねるうちに、冷え切った父娘関係が変わっていく。果たして、プロジェクトは成功するのか? リーズルの母を殺したのは誰なのか? そして、父と娘は“本当の家族”になれるのか……
原案は、「アステロイド・シティ」に引き続きウェス・アンダーソン監督と盟友ロマン・コッポラが共作し、監督、脚本をウェスが単独で手掛けた。大富豪ザ・ザ・コルダを演じるのは、アカデミー賞俳優ベニチオ・デル・トロ。「フェニキア計画」への出資者のひとり、鉄道王リーランドにトム・ハンクス、ザ・ザの“はとこ”ヒルダには、スカーレット・ヨハンソン、そしてザ・ザの異母兄弟ヌバルには、ベネディクト・カンバーバッチといった、いつもなら間違いなく主役を張る豪華スターたちが、くせ者キャラクターたちを演じた。また、ザ・ザの娘リーズルは、何百人もの中からオーディションで選ばれたミア・スレアプレトンが好演。他にも、マチュー・アマルリックやジェフリー・ライト、ウィレム・デフォー、そしてビル・マーレイといったウェス作品には欠かせない常連組が名を連ねる。
画作りや世界観の構築において一切の妥協を許さないウェスが、本作で徹底的にこだわったのは、“本物”であること。ザ・ザの邸宅を飾る歴史的な美術品はすべて本物が集められた。例えば、ルノワールはナーマド・コレクション、マグリットはピーチ・コレクション、その他の作品はハンブルク美術館から提供を受けている。さらにリーズルが身に着ける“世俗的なロザリオ”はカルティエ、リュックはプラダ、宝石で飾られたコーンパイプはダンヒルなど、トップメゾンを含む各界の“本物”が揃う。
一足先に本作を鑑賞したメディアや評論家筋、シネフィルなどからは「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」(2001)、「ダージリン急行」(2007)を彷彿とさせる、家族の絆と再生を描き、ウェス・アンダーソン監督が“原点回帰した”と大好評を博した。ぜひ劇場の大スクリーンで最高の映像体験を享受してみてはいかがだろう。
9月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイント他 全国ロードショー
監督、脚本:ウェス・アンダーソン
原案:ウェス・アンダーソン、ロマン・コッポラ
製作:ウェス・アンダーソン、スティーブン・レイルズ、ジェレミー・ドーソン、ジョン・ピート
製作総指揮:ヘニング・モルフェンター
出演:ベニチオ・デル・トロ、ミア・スレアプレトン、マイケル・セラ、リズ・アーメッド、トム・ハンクス、ブライアン・クランストン、マチュー・アマルリック、リチャード・アイオアディ、ジェフリー・ライト、スカーレット・ヨハンソン、ベネディクト・カンバーバッチ、ルパート・フレンド、ホープ・デイヴィス
配給:パルコ ユニバーサル映画
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2025年|アメリカ・ドイツ|カラー|ビスタ|5.1ch|102分|英語
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