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注目の現代アーティスト,中西伶の個展が開催!
大型新作シリーズの展示やプロダクトの販売も。
ART Jan 21, 2022
DIESEL ART GALLERY(ディーゼル アート ギャラリー)では、国内外で注目を集める新進気鋭の現代アーティスト、中西伶による個展「TREE OF LIFE」を1月22日(土)より開催する。
三重県出身の中西伶は、現在28歳のグラフィックデザイナー/アーティスト。2016年に渡米するとニューヨークを拠点とする現代アーティスト、山口歴のアシスタントを務めながら、自身の作品制作をスタート。2019年に帰国後、独立を果たすと、代表作でもある「FLOWER OF LIFE」シリーズの制作や、NYC発のブランド、CHARI&CO(チャリアンドコー)×le coq sportif(ルコックスポルティフ)のコラボレーションプロジェクトへのアートワーク提供、さらに国内外で開催される様々なグループ展に参加するなど、精力的な活動を続けている。現在は活動拠点を静岡に移し、山口歴率いる「GOLD WOOD ART WORKS」に所属しながら作品を発表しており、今後のさらなる活躍が期待されているアップカミングなアーティストである。
その制作スタイルは、アクリリックの特徴を活かしたペインティングならではのフィジカルな表現と、グラフィックデザイナーとしての経験を軸としたプリンティング技術の融合が特徴で、これまでの美術史の文脈と真摯に向き合いつつ現代ならではの絵画の在り方を模索しながら追求している。
ギャラリー運営やGASBOOKシリーズの発行で知られるCALM & PUNK GALLERY(GAS AS INTERFACE)がキュレーションを手掛けた本展では、中西の名を一躍世に知らしめた「FLOWER OF LIFE」シリーズの展示、販売をはじめ、今回の個展に併せて作られた図録やディーゼルとのコラボレーションアイテムの販売に加え、展覧会限定となる待受画像のプレゼント企画も用意されている。
なお、本展に寄せられた中西伶のステートメントは以下の通り。
美術史の文脈と真摯に対峙しながら、自らの思考、技術で絵画の文脈を更新することを目的に、日々制作を続けています。
「生と死」「過去と未来」のように二元論的に捉えられる物事のように、アナログとデジタルという手法を重ね合わせた私の作品は、対局のテーマをひとつの画面に共存させることによって完成されます。
私がアナログと定義する手法は、スプレー、アクリル顔料、クレヨン素材などを駆使しながらもメディウムにとらわれず、キャンバスやパネルに直接向き合いながら、奥行きを作るように絵具を重ねるという工程です。自身の感覚に任せた自由な線や面を展開するアナログなプロセスは、自らの感覚と体幹というフィジカルな要素を含んでいます。
もうひとつが、デジタル。コンピューターを通して表象と向き合い、自身に潜在するイメージをCGで制作することによって、モチーフを具現化していきます。これは、無限の広がりと肉眼では見えない微細な世界の可視化をもたらし、時に作品との距離を隔て、客観性を与える冷静装置としても機能します。
この全く異なるプロセスで生まれる2つの絵柄を、現代ならではの技術を使用し融合させ、ひとつの作品へと昇華させています。
会期終了は4月21日(木)。アナログとデジタルの手法を共存させることで、美術史や絵画のコンテクストの更新を試みる新たな芸術表現をぜひ現地で体感してみてはいかがだろう。
会期:1月22日(土)~4月21日(木)
開館時間:11:30~20:00(変更になる場合があります)
入場料:無料
キュレーター:CALM & PUNK GALLERY(GAS AS INTERFACE)
制作協力:株式会社アマナ|FLAT LABO
会場:DIESEL ART GALLERY
東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti DIESEL SHIBUYA B1F
TEL 03-6427-5955