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16名の女性アーティストによる創作共演。
「アナザーエナジー展」が森美術館で開催!
ART Apr 22, 2021
森美術館では4月22日(木)~9月26日(日)まで、「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力-世界の女性アーティスト16人」を開催する。
本展は、今なお世界各地で挑戦を続ける70代以上の女性アーティスト16名に注目し、その活動に光を当てるもの。出展作家は、世界14カ国から集められた71歳から105歳までのすべて50年以上のキャリアを誇る女性たちで、それぞれが置かれた環境や時代が激しく変動し、美術館やアートマーケットの評価やトレンドが移り変わる中で、それにとらわれることなく独自の創作活動を続けてきたアーティストばかりだ。
各々の絵画、映像、彫刻、大規模インスタレーション、パフォーマンスなどアウトプットの異なる約130点の作品を通して、彼女たちを変わらず突き動かす特別な力=“アナザーエナジー”とは何かを考える。
90歳を過ぎてから評価が追いつき、101歳の時にニューヨークのホイットニー美術館で大規模な回顧展を開催し、105歳になる現在でも精力的な活動を続けるカルメン・ヘレラや、差別や暴力などの社会問題や、ユダヤ人である自身のアイデンティティをドローイングや油彩画に投影するミリアム・カーン、職業的、人種的マイノリティなど、社会から疎外された存在をモチーフに、パフォーマンスを通して個人と社会の関係性を表現してきた宮本和子……それぞれのバックボーンやそこから生まれてくる表現方法はもちろんのこと、活動拠点や生き方も千差万別だが、作品を並列にすることで地域や文化圏を超越した視覚的な共通性や類似性を示しつつ、その裏にあるコンテクストと独自性を浮き彫りにさせる狙いがある。また、各アーティストの実践や人生を通して、フェミニズム、移民の歴史など、世界中の社会問題や数々の事象が見えてくるはずだ。
欧米中心、男性中心の非対称性が色濃かった前時代から、確固たる自らの信念を貫き、生涯をかけて歩み続けるアーティストの姿は現代のエンパワーメントを推し進めるだけでなく、鑑賞者にとっても困難を乗り越える知恵と未来に向けて挑戦するパワーを与えてくれることだろう。
会期:4月22日(木)~9月26日(日)
会館時間:10:00〜22:00(火曜日のみ17:00まで。入館は閉館時間の30分前まで)
休館日:会期中無休
入場料:平日/一般 ¥2,000[¥1,800] 学生(高校・大学生) ¥1,300[¥1,200] 子供(4歳~中学生) ¥700[¥600] シニア(65歳以上) ¥1,700[¥1,500]
土・日・休日/一般 ¥2,200[¥2,000] 学生(高校・大学生) ¥1,400[¥1,300] 子供(4歳~中学生) ¥800[¥700] シニア(65歳以上) ¥1,900[¥1,700]
*[ ]内はオンラインでの購入価格
*4月30日(金)、5月6日(木)、5月7日(金)は 土・日・休日料金
会場:森美術館
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル)
www.mori.art.museum