ICHIHARA ART × MIX 2020＋

ICHIHARA ART
× MIX 2020+

地域の持つ様々な資源と現代アートを融合した,
市原市が舞台の芸術トリエンナーレを開催！

Text_SWAG H.

本芸術祭は、市原市内の里山や閉校した学校、さらに小湊鉄道の駅舎などを会場に、世界各国から集まった68組のアーティストたちによる多彩なアート作品を展開。市原市は、都心からほど近い千葉県の中央に位置する人口約27万人の都市で、美しい田園風景や、先人たちが守り育んできた里山が、日本の原風景を想起させることから、“首都圏のオアシス”にも例えられる場所である。また、都心はもちろん、成田や羽田の両国際空港からも立地が近いことから、街ぐるみで｢世界に1番近い“SATOYAMA”｣を掲げ、国内外に発信を続けている。その一環として2014年からスタートし、今回で3回目の開催となる｢房総里山芸術祭いちはらアートミックス2020＋｣は、市原市の歴史、文化、自然、人の暮らし、食、スポーツなど、地域の持つ様々な資源を現代アートと融合し、里山に活力をみなぎらせ、より魅力的な“いちはら”を再発見する新しい形の芸術祭を目指す。

レオニート・チシコフ《7つの月を探す旅｢第二の駅村上氏の最後の飛行あるいは月行きの列車を待ちながら｣》

アイシャ・エルクメン《Inventory》

ジョアン・カポーテ《Nostalgias》

マリア・ネポムセノ《知るは海》

木村崇人《森ラジオステーション × 森遊会》

Photography_NAKAMURA Osamu

五井地区や養老渓谷など、大きく9つのエリアで分けられた会場では、一か所辺り平均10点弱の作品が展示され、マルニクス・デネイス、藤本壮介、石塚元太良、石田真澄、五所純子、前田エマなど、現代アーティストだけではなく、建築家やフォトグラファー、文筆家に至るまで国籍やジャンルを問わない豪華なメンバーが名を連ねる。また鑑賞ルートも、市原市を縦断するローカル線、小湊鉄道と会場内を周遊する無料バスに加え、土日にはガイド付きバスで各エリアを巡るオフィシャルツアーなどを用意。作品展示以外にもワークショップやラジオの公開収録、トークセッションと映像上映会などの各種イベントも同時開催される。各地区では、地元団体による食堂やカフェをはじめ、お弁当や飲食物の販売が行われるなど、1日では廻りきれないほどの充実した内容となっている。

ターニャ・バダニナ《翼》

豊福亮《牛久名画座》

栗真由美《ビルズクラウド》

キム・テボン（金泰範）《ドリームキャッチャー》

Photography_NAKAMURA Osamu

柳建太郎《KINETIC PLAY》

本芸術祭のサブタイトルに“房総の里山から世界を覗く”とあるように、地域社会やそこに暮らす人々と共に作り上げるローカリティに根差した試みは、“Think Globally Act Locally”を地で行くものといえる。懐かしさと共に安らぎを与えてくれる美しい里山と、世界的な現代アートの邂逅をぜひ実際に体感してみてはいかがだろう。

INFORMATION

房総里山芸術祭いちはらアートミックス2020＋

会期：11月19日(金)～12月26日(日)
＊月、火は休場
開催エリア：小湊鉄道を軸とした周辺エリア
五井、牛久、高滝、平三、里見、月崎・田淵、月出、白鳥、養老渓谷
主な鑑賞時間：10:00～16:00(施設やイベントによって異なります)
作品鑑賞パスポート販売料金：前売り一般 ¥2,500、大高生 ¥1,500、小・中学生 ¥500 / 当日一般 ¥3,000、大高生 ¥1,500、小・中学生 ¥500

参加アーティスト：アデル・アブデスメッド、アコンチ・スタジオ(Vito Acconci+Francis Bitoni+Julian Rose)、秋廣誠、Artists’ Breath Playback(高橋啓祐)、ターニャ・バダニナ、舞踏団トンデ空静、ジョアン・カポーテ、チョアン・チーウェイ(荘志維)、チョウハシトオル、CLIP、マルニクス・デネイス、ソカリ・ドグラス・カンプ、ミカーラ・ダウアー、EAT&ART TARO、アイシャ・エルクメン、藤本壮介、深澤孝史、風煉ダンス、カルロス・ガライコア、五所純子、長谷川仁、石田真澄、石塚元太良、磯辺行久、伊藤キム、岩間賢、ザンナ・カダイロバ、開発好明、鍛治瑞子、キム・テボン(金泰範)、木村崇人、来田広大、KOSUGE1-16、栗真由美、栗田宏武、クワクボリョウタ、トーマス・レーメン、マー・リャン(馬良)、前田エマ、ラヴァル・モンロー、中﨑透、成田久、ウラジミール・ナセトキン、マリア・ネポムセノ、ニブロール、西野達、大野修平、岡博美、岡田杏里、大杉祥子、小沢敦志、アレクサンドル・ポノマリョフ、篠崎恵美、塩月洋生、曽我英子、鈴木ヒラク、鈴村敦夫、髙田安規子・政子、高山夏希、竹腰耕平、竹村京、田中奈緒子、豊福亮、時速30kmの銀河の旅(前田麻里、坂口理子、美木マサオ)、レオニート・チシコフ、冨安由真、戸谷成雄、ヘラルド・バルガス、エルモ・フェアメイズ、柳建太郎＊2021 年11 月1 日現在(ファミリーネームABC順)

＊千葉県内の小中学生には学校を通じて配布した「こどもパスポート引換券」により、こどもパスポートと引換て鑑賞できます。
＊会期中、芸術祭の作品すべてを鑑賞できます。イベントは別料金。1枚で1名のみ有効、1作品1回のみ(2回目以降、要個別料金) 再発行、払い戻し不可
＊未就学児の方は作品鑑賞パスポートの購入は不要です。
＊作品鑑賞パスポートをお持ちでない方でも、作品を個別に鑑賞することができます。
個別鑑賞券はそれぞれの会場内で購入頂けます。

ichihara-artmix.jp