｢AMBUSH®(アンブッシュ®)｣は、月明かりに照らされたビーチに光る球体が浮かび上がる異世界セット空間で展開される2022年秋冬キャンペーンのヴィジュアルを公開した。

本キャンペーンヴィジュアルは、ブランドにとって大きな転機になったというミラノファッションウィークでの初ランウェイショーを終えた後、その会場を舞台に撮影されたもの。現実の自然界の中でも一段とシュールさを放ち、風の舞う塩湖や砂丘を彷彿とさせるピンククォーツがフロアに敷き詰められ、その上には地球に落下した惑星または宇宙船ともとれる光る巨大な球体が一際目を引く。そして、時間と空間の経過を物語るごとく変わりゆく月の光と影、落ちてゆく夕日に似たいくつもの色味に照らされる。この神々しい空間を唯一現実界へと繋ぎ止めているのは建物そのものであり、まさに｢アンブッシュ®｣の信条である“Out of this world, on earth(この世を超えた地球上で)”を体現している。フォトグラファーには、親密なアプローチによるポートレート写真で知られるハーリー・ウィアーが起用され、CFDA(アメリカファッション協議会)からファッションの未来を形作るスタイリストのひとりとして評価されるカルロス・ナザリオがスタイリングを手掛けた。

｢衣装1つ1つが性格を持つ｣というコンセプトへと立ち返ったという今シーズンは、それぞれのアイテムを男性や女性的ルックスに変え、モデルたちは冒険家へと化した。全身に黒を纏いプラットフォームシューズを召した彼らのポージングは、コレクションを通して取り上げられたA型クラッチのアクセントも相まって、｢AMBUSH®｣の頭文字を想起させ、薄明かりの中でレトロフューチャーな世界観をもたらすシルバーのハードウェアやベルトチョーカー、特大リングなどが浮かび上がる。

燃え盛るような真っ赤なオーブが反射するチェインメールのミニドレスに添うストラップは背中をゆるりとつたい降り、輝くツイストイヤリングは新たな銀河へと繋がるトンネルの入口のよう。メタリックなアイシャドウを施したモデルが携える、艶めく黒革のハートバッグ、また、クロップドシアリングジャケットには、静寂なアイスブルーが反射して映る。