NEW GENERATION, NEW WAVE
ABOUT DEC, 2024
アウディのコンパクト電動SUVモデル,
「Q4 e-tron/Q4 Sportback e-tron」発売。
LIFE STYLE Jan 21, 2022
アウディ ジャパンは、同ブランドの電気自動車「e-tron」シリーズ第3弾となるプレミアムコンパクトSUV、「Q4 e-tron」と「Q4 Sportback e-tron」を発表した。
「Q4 e-tron」シリーズは、アウディが近年、特に関心が高まるコンパクトSUVセグメンツに導入する初のEVカーであり、アウディ ブランドの電動化戦略における重要なステップと位置付けられている。EV専用プラットフォーム「MEB」を採用した「Q4 e-tron」は、全長4.59m、全幅1.87m(欧州値)と、同ブランドのQ3とQ5の中間に位置するコンパクトなボディサイズながら、インテリア全長はQ5をゆうに凌ぎ、520ℓ(Sportbackは535ℓ)の荷室容量を確保する。
ボディタイプは、存在感のあるフォルムのSUVとスタイリッシュなクーペSUVのSportbackの2つのタイプを設定。エクステリアは、短いフロントオーバーハング、筋肉質なフェンダー、美しいルーフライン、柔らかく流れるようなサイドライン、ワイドなプロポーションを強調する水平基調のリヤエンド、最新のQファミリーに共通する8角形かつ開口部のないシングルフレームグリルなど、一目でアウディのEVと分かる独自のデザイン言語を採用。またマトリクスLEDヘッドライトには、量産車として世界初となる「MMI(Multi Media Interface)」を通じて4つのデザインから選択可能なデジタルデイタイムランニングライトを装備する。さらに空力性能にも注力。電動開閉式の冷却エアインレットやフロントスポイラーに対し垂直に配置されたディフレクター、空力性能を最適化したデザインのエクステリアミラーハウジングなどにより、空力性能を表すCd値はSUVモデルにも関わらず、「Q4 e-tron」が0.28、「Q4 Sportback e-tron」は0.26を実現した。
ラインナップは、「Q4 e-tron」がベース、アドバンスト、Sラインの3タイプで、「Q4 Sportback e-tron」がアドバンスト、Sラインの2タイプ。両モデル共にアドバンストは、フロントグリルのカラーがヘクラグレーとなり、マトリクスLEDヘッドライトや19インチアルミホイールを装備。一方、Sラインは、グリルがプラチナムグレーとクロームパーツの組み合わせで、フロントバンパーやサイドシル上部にセレナイトシルバーのカラーリングが施されている。
インテリアは、センタークラスターがドライバー側に向けられたドライバーオリエンテッドなデザインを採用。メーターには10.25インチの「アウディバーチャルコックピット」を、中央には11.6インチの 「MMIタッチディスプレイ」を配置して、フルデジタルのコックピットを形成する。アウディ初となる上下ともにフラットな形状のステアリングホイールは、物理ボタンのないシームレスなタッチ式を採用。また、フロントスクリーンには上下2つに分けて情報を表示する「ARヘッドアップディスプレイをコンパクトセグメントとしては日本で初導入。上部には、ナビゲーションや車線逸脱警告等をフロントガラス越しの視界に映像を重ねて約10m前方に表示し、下部には速度などの主要な情報を約3m前方に表示する。
パワートレインは、システム電圧400Vのテクノロジーを使用した総容量82kWh(実容量77kWh)の駆動用バッテリーを、前後アクスル間の床下に搭載。リヤアクスルに1基搭載された駆動用電気モーターは、最高出力150kW、最大トルク310Nmを発揮。0~100km/h加速は8.5 秒で、一充電あたりの走行距離は516km(欧州値)となっている。200Vの普通充電は、標準は3kWで、オプションとして最大8kWまで対応。急速充電はCHAdeMO規格の125kWに対応しており、理論上は125kWで5%から80%までが38分で充電することができる。通常とは異なるモーター始動、停止方法を採用しているのも特徴だ。スタートボタンを押す従来の方法もしくはブレーキペダルを踏むだけでイグニッションはONになる。停車時はサイドブレーキボタンを押し、ブレーキを離すとイグニッションOFFとなる。走行中の回生ブレーキは、パドルシフトで3段階に調整ができる他、アウディ初のBモードを備えており、アクセルペダルだけで速度調整が可能でワンペダルでのドライブ感覚が存分に味わえる。
最新の安全技術とアシスタントシステムを搭載し、リスクへの備えも忘れない。フロントカメラをはじめ、車体前後に中距離レーダーと超音波センサーを、また車体や左右のミラーに計4つの360°周辺環境カメラを内蔵。従来のアダプティブクルーズコントロールとアクティブレーンアシストを統合した「アダプティブクルーズアシスト」に加え、死角を並走する車両を検出する「アウディサイドアシスト」や、後方から近づく自転車や車両をセンサーで監視する「エグジットワーニング」など、多数の機能を装備している。
価格は「Q4 e-tron」が¥5,990,000~¥6,890,000。「Q4 Sportback e-tron」が、¥6,880,000~¥7,160,000で、両モデル共に2022年秋以降の発売を予定している。
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