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新時代の先駆けとなるアウディのEV,
「A6 e-tron concept」が世界初公開。
LIFE STYLE May 7, 2021
アウディは、先月開催された2021年の上海モーターショーで、プレミアムプラットフォームエレクトリック(PPE)をベースにした新モデル「A6 e-tron concept」を発表した。
今回、世界初公開された「A6 e-tron concept」は、2019年に登場したプラグインハイブリッドドライブを備え、電動モードで91km(WLTPモード)の航続距離を誇る現行モデル「A6 TFSle」とは異なり、アウディ主導で開発した未来のプラットフォーム、PPEをベースにしたピュアEVとなる。
寸法こそ現行A6とほぼ変わらない全長4.96m、全幅1.96m、全高1.44mのサイズではあるが、前後アクスル間に容量約100kWhのバッテリーを搭載。流れるようなラインとアウディブランドの特徴とも言えるファストバックデザインは、空気抵抗係数を驚異的な0.22にまで抑えている。空気抵抗の少なさは電気消費量削減にも繋がるため、パワートレインの種類にもよるが700kmを超える航続距離を実現し(WLTPモード)、0~100km/hをわずか4秒未満で加速する。また、PPEの技術的なハイライトに挙げられるのが、800ボルトの充電テクノロジーである。急速充電ステーションを利用すれば、最大270kWの出力で短時間での充電が可能で、具体的には300km以上を走行可能なレベルまでバッテリーを充電するのに必要な時間はわずか10分。また25分以内で、バッテリー容量を5%から80%まで充電することができる。
ボディカラーには、Heliosilver(ヘリオシルバー)を採用。車の立体感と奥行きを強調するだけでなく、太陽光をかなりの割合で吸収するため、エネルギー消費量の削減に一役買ってくれる。車内の快適性が維持されるのでエアコンの使用頻度が低下。それに伴い駆動システムも効率化されるので、車両の航続距離を伸ばし、CO2フットプリントを削減する効果まで期待できる。
機能の進化はライトにも表れている。デジタルマトリクスLEDとデジタルOLEDテクノロジーにより、少ない表面積でも最大の明るさを実現。デジタルマトリクスLEDに関しては動画を投影する機能を備えており、目の前が壁になっている駐車スペースに止めて充電する際など、スマートフォンをコントローラーにして壁に投影されたビデオゲームを楽しめるというから驚きだ。
Eモビリティへの急速な移行を後押しする次世代カー「A6 e-tron concept」。ニューモデルの量産化に関してはまだ不明だが、この画期的なPPEプラットフォームをベースにしたアウディの車は、2022年の後半から順次発売予定となっている。
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