PROVOCATIVE RELATIONSHIP = MORIYAMA DAIDO × NAKAHIRA TAKUMA

PROVOCATIVE
RELATIONSHIP =
MORIYAMA DAIDO ×
NAKAHIRA TAKUMA

写真家,中平卓馬と森山大道を検証する作品展。
｢ヒステリックグラマー｣との記念Tシャツも登場！

ART Jul 12, 2023

Text_SWAG H.

また、史上初となる企画展の開催を記念し、｢HYSTERIC GLAMOUR(ヒステリックグラマー)｣とのコラボレーションTシャツが2型登場する。森山大道の写真集｢写真よさようなら｣より、1949年の下山事件を報じる当時の雑誌の複写と、青山のスーパーマーケットで撮影されたフォトをフロントにプリントした1枚。先鋭的な写真同人誌｢PROVOKE｣の3号にも掲載されたという作品は、森山大道が大好きなアンディ・ウォーホルのキャンベル感を想起させるアレ・ブレ・ボケの写真である。

HYSTERIC GLAMOUR “中平卓馬” T-Shirt ¥15,400

続いて、中平卓馬が1970年に刊行した初の写真集｢来たるべき言葉のために｣より厳選された2枚のフォトをフロントにプリントしたTシャツ。メディアに流通するイメージも他の被写体同様に自らの視覚体験として捉えていたという作品が上に、写真集のエンディングを飾った海の写真が下に配置されている。両Tシャツともに、S、M、L、XLのサイズ展開で、全国の｢ヒステリックグラマー｣店舗および公式オンラインストアにて発売される。

PROFILE

MORIYAMA DAIDO

森山大道。1938年大阪府池田市生まれ。デザイナーから転身し、岩宮武二、細江英公の助手を経て、1964年にフリーの写真家として活動を開始。1967年｢カメラ毎日｣に掲載された｢にっぽん劇場｣などのシリーズで日本写真批評家協会新人賞を受賞。近年では、サンフランシスコ近代美術館(1999年メトロポリタン美術館、ジャパンソサイエティー[ニューヨーク]巡回)、国立国際美術館(2011年)、テートモダン(ロンドン)で行われたウィリアム・クラインとの合同展(2012年～2013年)他、国内外で大規模な展覧会が開催され、国際写真センター(ニューヨーク)Infinity Award功労賞を受賞(2012年)。フランス政府より芸術文化勲章(2018年)、ハッセルブラッド国際写真賞(2019年)を受賞するなど、世界的に高い評価を受けている。

NAKAHIRA TAKUMA

中平卓馬。1938年東京生まれ。東京外国語大学スペイン科卒業後、総合雑誌｢現代の眼｣編集者を経て、1960年代半ばから写真を撮りはじめ、同時期より様々な雑誌に写真や映画に関する執筆を開始。1970年に写真集｢来たるべき言葉のために｣を上梓した後、1973年には映像論集｢なぜ、植物図鑑か｣を刊行。1977年に篠山紀信との共著｢決闘写真論｣を刊行直後、病に倒れて記憶の大半を失うが、以後も写真家としての活動を継続。2003年、横浜美術館で初の回顧展｢中平卓馬展原点復帰－横浜｣、2011年には大阪Sixにて個展｢キリカエ｣を開催。2015年死去。その作品は、東京国立近代美術館、シカゴ美術館、サンフランシスコ近代美術館、東京都写真美術館などに収蔵されている。

INFORMATION

挑発関係=中平卓馬×森山大道

会場：神奈川県立近代美術館葉山展示室2、3、4
神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
会期：7月15日(土)〜9月24日(日)
休館日：月曜日(7月17日、9月18日を除く)
開催時間：9:30〜17:00(入館は16:30まで)
観覧料：一般 ¥1,000、20歳未満/学生 ¥850、65歳以上 ¥500、高校生 ¥100
＊中学生以下と障害者手帳等をお持ちの方（および介助者原則1名）は無料です。
＊企画展｢挑発関係＝中平卓馬×森山大道｣展の観覧券で、同日に限りコレクション展｢加納光於色(ルゥーパ)、光、そのはためくものの｣をご覧いただけます。
＊ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日：8月6日、9月3日)は、18歳未満のお子様連れのご家族は割引料金(65歳以上の方を除く)でご覧いただけます。また同日は会話を楽しむ日｢オープン・コミュニケーション・デー｣となりますので、小さなお子様連れの方も、遠慮なくご覧ください。
＊その他の割引につきましてはお問い合わせください。
＊最新情報と来館に際してのお願いは美術館ウェブサイト等を確認してください。

www.moma.pref.kanagawa.jp/exhibition