NEW GENERATION, NEW WAVE
ABOUT JUN, 2025
「ボッテガ・ヴェネタ」の手仕事と創造性が光る,
イントレチャート誕生50周年記念キャンペーン。
FASHION Jun 4, 2025
1966年にイタリアで設立された「BOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)」は、ブランドを象徴するレザーの編み込み“イントレチャート”の誕生50周年を祝し、新たなキャンペーン「Craft is our Language(クラフトは私たちの言語)」をローンチした。ジャック・ディソンが撮影を手掛け、レニオ・カクレアが振り付けを担当した本キャンペーンは、「ボッテガ・ヴェネタ」の手仕事と創造性、そして手の動きが持つ普遍的な表現としての多様な美しさを称えている。
職人の深い知識と芸術的な想像力が融合した“イントレチャート”の登場は、1975年まで遡る。この技法は、イタリアに古くから伝わる編み方の伝統と、「ボッテガ・ヴェネタ」が生まれたヴェネト州のレザーワークの知識や経験を活かしつつ、革新的な斜め編みや緻密なプロポーション、そしてブランドの卓越したレザーの品質が特徴的だ。“イントレチャート”は、ブランドを象徴するデザインであると同時に、クラフトとクリエイティビティという「ボッテガ・ヴェネタ」の創業理念を伝える表現でもある。数時間、時には数日を要することもあり、職人の粘り強さと高度な技術が求められる工程は、フェットゥーチェと呼ばれる細いレザーの紐を、ベースとなるレザーパネルや木型に合わせて、職人が手で編み上げているという。
写真と映像で展開される本キャンペーンには、レコーディングアーティスト/プロデューサーのタイラー・オコンマことラッパーのタイラー・ザ・クリエイターや、ケンドリック・ラマーの主宰するクリエイティブエージェンシーpgLangの共同設立者にして映像作家/音楽プロデューサーでもあるデイヴ・フリーをはじめ、シンガーソングライター/音楽プロデューサーのジャック・アントノフ、映画監督のダリオ・アルジェント、アーティスト/彫刻家のバーバラ・チェイス=リボウ、俳優のトロイ・ゴッツァー、テニスプレイヤーのロレンツァ・ムゼッティなど、「ボッテガ・ヴェネタ」の職人たちとともに、音楽、映画、アート、ファッション、文学、スポーツといった様々な分野で活躍するクリエイターたちが参加している。
さらには、日本から俳優の宮沢りえ、韓国からはアンバサダーのI.N(ストレイキッズ)に加え、ブランド初のレディ トゥ ウェア コレクションを手掛けた元「ボッテガ・ヴェネタ」デザイン ディレクターのエドワード・ブキャナン、1980年の映画「アメリカン・ジゴロ」で“イントレチャート”のクラッチバッグを身につけたことでカルチャーシーンでの存在感を高めたとされる俳優のローレン・ハットンらも名を連ねる。
「ボッテガ・ヴェネタ」のイタリアのルーツ、クリエイターや思想家への変わらぬ敬意を反映した「Craft is our Language」では、作り手と使い手、アーティストと職人、手と心の対話を演出。“イントレチャート”を単なる編みの技法としてだけでなく、1つのメタファーとして、あらゆる世代や文化、背景、文脈の違いを超えて人々を結びつける普遍的な手の動きを捉えている。
現在に至るまで絶えず進化を続ける“イントレチャート”は、アトリエの中で変化しながら磨かれてきたクラフトであり、同時に身につける人が日々を生きる中で、自然と体に寄り添いながらその姿を変えていく。ノーロゴの哲学を守り続けながらも、優れた品質とブランドの象徴ともいえるクラフトに宿る無限の表現力で、他ブランドと明確に区別される存在となっている。なお、本キャンペーンでは、「ボッテガ・ヴェネタ」の言葉、クラフト、価値観を表現する“辞典”となる50種類のジェスチャーを紹介する書籍も刊行予定。9月に公開される写真と映像の第2弾には、さらに多くの才能あるクリエイターたちが参加するというから期待は高まるばかりである。
TEL 0120-60-1966
www.bottegaveneta.com