NEW GENERATION, NEW WAVE
ABOUT JAN, 2026
草間彌生,田中敦子,杉本博司等,30余年にわたり
収集した作品を通して戦後美術を辿る展覧会。
ART Aug 29, 2025
千葉市美術館が、これまで収集してきた現代美術のコレクションを紹介する開館30周年記念の展覧会「未来/追想 千葉市美術館と現代美術」が、10月19日(日)まで開催中。
本展は、2025年に30周年を迎える千葉市美術館が、建物の建築が着工した1991年より継続して収集してきたコレクションから約180点を精選し、戦後美術の多様な展開を辿るものである。コレクションは、近世から現代、また地元、房総ゆかりの作品にいたるまで、幅広い時代や表現の収集によって体系化されてきたもので、草間彌生、河原温、田中敦子、中西夏之、河口龍夫、杉本博司、辰野登恵子、吉澤美香、赤瀬川原平、本城直季、デニス・オッペンハイム、マルセル・デュシャン、イサム・ノグチといった名匠から若手作家の作品を多数展示。なかでも草間彌生に関しては、代表作である「無限の網 (Infinity Nets)」シリーズの大型作品「No.B White」の他、寄託作品を含む 19点を収蔵しており、本展にて全点が公開される。
また、30周年を記念し、過去に千葉市美術館で開催された現代美術展の紹介や展覧会の再現展示も行われる。当館ではこれまで120件以上の現代美術展を開催。開館記念展第2弾の「Tranquility―静謐」1996年) では、国際的な評価も高い写真家/現代美術家の杉本博司らの展示を行った他、千葉県を活動の拠点とする現代美術家、河口龍夫の個展や、20世紀の美術の展開に大きな影響を与えたマルセル・デュシャンと日本の関係を紐解いた「瀧口修造とマルセル・デュシャン」展(2011年)を開催してきた。開館以来、継続的に質の高い展示を行ってきた当館の歩みを改めて提示する他、1927年築の旧川崎銀行千葉支店を保存したさや堂ホールも利用して、過去の展覧会の一部が再現されるという。
他にも8月31日(日)までの夏休み期間限定で、漫画家/芸術家として活躍する西島大介が本展のために制作したオリジナルゲーム「さいばぁぱんく:千葉市美術館」が80年代アーケードゲーム筐体によって実際に体験することができ、ゲームの NFTアートが獲得できる NFT デジタルスタンプラリーなども開催。子どもから大人まで、幅広い年代で楽しめる趣向を凝らしたイベントが用意される(「さいばぁぱんく:千葉市美術館」のみ9月28日まで会期延長)。
コレクションの収集と活用による新たな価値の創造を担う文化芸術の拠点として機能する千葉市美術館。本展は、過去を振り返り、未来を思い描く格好の機会になりそうだ。
会期:開催中(10月19日まで)
会場:千葉市美術館
千葉県千葉市中央区中央3-10-8
時間:10:00~18:00(金、土曜日は20:00まで)
*入場受付は閉館の30分前まで。
休室日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
チケット料金:一般 ¥1,500(¥1,200)、大学生 ¥1,000(¥800)、小・中学生、高校生無料
*障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料。
*( )内は前売券、団体20名以上、および市内在住65歳以上の料金。
◎親子割引:一般 ¥1,200(高校生以下のお子様とご来館の保護者2名まで)。
◎10月18日(土)は「市民の日」につき観覧無料。
◎本展チケットで5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」もご覧いただけます
*本展では「ナイトミュージアム割引」は実施しませんので、ご了承ください。
赤瀬川原平、阿部展也、荒川修作、今井俊満、植木茂、大岡信、大辻清司、岡崎和郎、岡田謙三、桂ゆき、金山明、加納光於、河口龍夫、河原温、北代省三、 清水九兵衞、草間彌生、工藤哲巳、桑山忠明、小清水漸、駒井哲郎、斎藤義重、篠原有司男、白髪一雄、菅木志雄、杉本博司、須田悦弘、鷲見和紀 郎、高松次郎、瀧口修造、辰野登恵子、立石紘一、田中敦子、土谷武、勅使河原送風、堂本尚郎、中西夏之、西村陽平、Nerhol、濱口富治、福嶋敬恭、 本城直季、三木富雄、村岡三郎、目[mé]、元永定正、八木正、柳原義達、山口勝弘、山田光、吉澤美香、吉田志穂、デニス・オッペンハイム、ダン・ グラハム、ジョセフ・コスース、ロバート・スミッソン、マルセル・デュシャン、イサム・ノグチ、ダニエル・ビュラン、サム・フランシス、ソル・ルウィット他