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緑の文字盤からハイジュエリーモデルまで,
パテック フィリップ“ノーチラス”の新作。
FASHION Apr 19, 2021
スイス発の腕時計ブランド、パテック フィリップは、初参加となった「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2021」において、ノーチラスコレクションの新作4モデルを発表した。
2006年の初登場以来、コレクション屈指の人気を誇ったステンレススチール製のノーチラス5711/1Aが今年で終了するという発表に続き、このブランドを象徴するモデルに取り入れられたのが、これまで存在しなかったオリーブグリーンダイヤルである。エレガントな色合いは、ステンレススチールケースに反射した光と調和する優しいソレイユ仕上げによって強調され、夜光付ホワイトゴールドの植字インデックスと指針との組み合わせは、美しいコントラストと共に高い視認性を約束してくれる。また、自動巻キャリバー 26-330 SCが搭載されたムーブメントには多くの技術革新が垣間見える巻き上げシステムや、1秒単位の正確さで時刻合わせが可能な“ストップセカンド”機能も備えられている。ケース、ベゼル、ブレスレットは55種類の異なる手仕上げ工程が存在するなど、細部にまで確かなクラフツマンシップが息衝いている。
同じく、自動巻キャリバー 26-330 SCを搭載した5711/1300A-001モデルは、水平エンボス仕様のオリーブグリーン・ソレイユの文字盤と、ベゼルにセッテイングした32個のバゲット・カットダイヤモンドがリュクスなムードを醸す1本。約3.6カラットのダイヤモンドは、丸みを帯びた8角形のベゼルにフィットさせるため、わずかに台形をなしてカットするなど、ディテールワークにも抜かりがない。ケースやブレスレットなどに施されたポリッシュ仕上げとサテン仕上げのコントラストも絶妙で、美しいダイヤモンドの煌めきを引き立ててくれる。
フライバック・クロノグラフとトラベルタイムを備えた5990/1Rモデルは、丸みを帯びたローズゴールドのケースとブルー・ソレイユ文字盤の組み合わせが印象的。トラベルタイムは、センターの2本の時針によって構成され、スケルトン時針が出発地時刻、通常の時針が現地時刻を表示。3時と9時位置にそれぞれ独立した表示窓が現地時刻と出発地時刻の昼夜を表示する。船体にある舷窓からインスピレーションを得た美しいケースデザインも含めて、旅情を誘うと共に旅先では心強い相棒となってくれるはずだ。
最後に紹介するのは、ケース、ベゼル、ブレスレットにダイヤモンドをセッティングした女性用の新モデル、ノーチラス・ハイジュエリー。女性用ノーチラス・コレクションの特徴でもある、浮き彫りされた波形のパターンに沿ってセッティングされたものなど、ダイヤモンドが2,553個(約12.69カラット)用いられている。文字盤にもびっしりとダイヤモンドが敷き詰められているが、夜光付ローズゴールドの植字数字と植字インデックス、および夜光付ローズゴールドの時・分針によって、高い視認性を確保。ラグジュアリーなデザインに終始しない、身に付ける人への心遣いはパテック フィリップにおいて不可欠なものであり、ハイジュエリーウオッチにおいてもそれは何ら変わることがないようだ。
カジュアルエレガンスの新しい解釈を提案するノーチラスの新作モデルは、正規販売店にて販売される。
TEL 03–3255-8109
www.patek.com