ACNE STUDIOS AOYAMA FLAGSHIP STORE RELOCATION OPEN

Photography_Tomohiro Ohsumi [Guest]
Text_SWAG H.

RELOCATION OPEN
ACNE STUDIOS
AOYAMA
FLAGSHIP STORE

｢アクネストゥディオズ｣青山店が移転オープン。
世界最大規模のフラッグシップストアが誕生!!

FASHION Jul 14, 2025

Photography_Tomohiro Ohsumi [Guest]
Text_SWAG H.

｢Acne Studios(アクネストゥディオズ)｣は、青山地区の中心に位置していた青山フラッグシップストアを、同地区に移転拡大オープンした。店舗総面積771平方メートル、3層構造の大型フラッグシップストアは、世界最大の旗艦店となる。

｢アクネストゥディオズ｣のシグネチャーカラーであるピンク色の花崗岩を用いた青山フラッグシップストアを設計したのは、同ブランドのクリエイティブディレクターであるジョニー・ヨハンソンと継続的なパートナーシップを結んでいるスウェーデンの建築スタジオ、ハレロード(Halleröd)。ブランドのグローバルストアの精神を継承し、東京の建築様式に影響を受けたブランドの美学とカウンターカルチャーのエネルギーが融合した、｢アクネストゥディオズ｣独自のデザイン言語を提示する。

より小さな上層階は東京のコンパクトなショップの都会的なスケールからインスピレーションを得ており、光に満ちた地下室は広く、日本のマットな漆喰が静けさと柔らかさを想起させる。以前の店舗から移設されたポストモダンなエレベーターが、ピンク色の花崗岩で仕上げられた壮麗な曲線階段に沿って、各階を繋いでいる。

石材と一体化したような単色の什器が空間に彫刻的な印象を与える店内で採用されたインテリアは、長年のコラボレーターであるマックス・ラム(Max Lamb)によるもので、波打つようなシートには、光沢のあるピンクのパテントレザーまたはコラージュ柄の織物が張られる。また、同じく長年のコラボレーターであるブノワ・ラロズ(Benoit Lalloz)は、各階に特徴的なカスタムメイドのストリップライトを設置。1階にはピンク色の花崗岩から削り出されたモノリス型の決済デスクが設置され、地下にはステンレススチール製の照明器具がインダストリアルなムードを醸し出す。

アクネストゥディオズ青山フラッグシップストアでは、メンズとウィメンズの2025年秋冬コレクションのウェアをはじめ、シューズやアクセサリーも先行販売。さらには、移転オープンを記念して、陶芸家の桑田卓郎とのコラボレーションによる鮮やかで型破りなアプローチを捉えた器のシリーズを制作。不完全さや無常を受け入れる“侘び寂び”と、破損や欠陥を金漆で修復する“金継ぎ”という美的伝統に根ざした桑田卓郎の作品は、日本の茶器に現代的な解釈を与えている。コラボレーションの一環として、｢アクネストゥディオズ｣のアイコニックなアイテムを大胆かつ色彩豊かなシグネチャーで再解釈。カプセルコレクションには、同ブランドのシグネチャーとしてお馴染みのカメロバッグ、“騙し絵”のような装飾が施されたトロンプ・ルイユデニム、そして様々なレザー小物が展開される。