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LAより気鋭ラッパー,Buddyを迎えて開催された
SWAG H.によるナイトクラブパーティをレポート!!
ENTERTAINMENT Dec 14, 2022
ファッション ヴィジュアル マガジン「SWAG HOMMES」は、2022年11月11日(金)、カリフォルニア州コンプトンより気鋭のラッパーBuddyを迎え、「SWAG HOMMES NIGHT CLUB supported by Y-3」を開催した。
SWAG H.による約3年半ぶりとなるナイトクラブパーティの舞台となったのは、リアーナのアートワークを手掛けたことでも知られるニューヨークの現代アーティスト、ロイ・ナチャムが建築デザインを担当した渋谷の新ベニュー「BAIA」。開場時間の22時より先着順で「Y-3 BANDANA」が配布されたこともあり、ファッション感度の高いユースを中心に、ファッションブランドの関係者からアーティストやクリエイター、ファッションモデルまで、早めの時間帯から来場者が集まった。
Young ThugやTrippie ReddらUSラッパーの数々のアートワークを手掛ける世界的なデジタルアーティスト、Sora Aota/K2がBuddyを描いた本パーティのポスターが連貼りされた外壁を横目に入場すると、まずはネオンが煌めくフィーチャリスティックなエントランスが出現。異世界へ誘われるようにそのトンネルを抜けると、洞窟を彷彿とさせるアンダーグラウンドな空間が広がる。“THE MIXTURE”をコンセプトに掲げた1Fのフロアでは、80~90年代のレイヴカルチャーから影響を受け、あらゆる時代の音楽やジャンルを混ぜ合わせたプレイスタイルに定評のあるDJにしてイラストレーターのJUN INAGAWAやラッパー、HIYADAMのバックDJとしても活躍するTOMOYAをはじめ、DJコレクティブのWASPメンバーであるSOTA、東京のクラブシーンで異彩を放つフィーメールDJのLittle Dead Girl、Katimi Ai、SAMO、An toiらニュージェネレーションによるテクノ、ハウス、ドラムンべース、エレクトロ……4つ打ちビートを刻むダンスミュージックをベースとした、ポストコロナ時代における新たなカルチャーの夜明けを感じさせる、ルールにとらわれない自由でフレッシュなプレイやスタイルが光り続けていた。
一方、世界最高峰のサウンドシステム“Void Acoustics”が搭載されたメインフロアでは、新進気鋭のフィメールDJ、nasthug、KANDYTOWNのメンバーであるminnesotah、LEXやOnly UのDJとしても活躍するFOOLISH MAN、そして、全国各地でのクラブプレイで培ってきた感性を生かし、プロデューサーとしても活動するDJ KANJIらが、国内外問わず最前線のヒップホップミュージックでフロアを盛り上げ、スペシャルゲストのBuddyへと繋いだ。
深夜2時を回ると、ライムグリーンのブレイズヘアがキュートなBuddyのバックDJ、FAUCETがDJブースにスタンバイ。マイクパフォーマンスを織り交ぜたアッパーなDJプレイで、満員御礼のフロアがさらにヒートアップ! FAUCETの「Let’s Go~!」というシャウトと共に、Buddyが声援を浴びながらステージに登場!! J.ColeやCozzらとのポッセカット「1993」がかかり、Buddyが片手を挙げて上下に揺らして煽ると、オーディエンスはハンズアップしたまま縦揺れ状態に……。
1曲目からブチ上げ、歓喜の声が鳴り響く中、「Y-3」のアウターを脱ぎ再びマイクを握ると、2018年に発表されたアルバム「Harlan & Alondra」からレイドバックなムードの「Hey Up There」や「Trouble On Central」、さらにはアルバム未収録のアップテンポな「Hollyhood feat.Kent Jamz」など、西海岸発祥のC-Walk(シーウォーク)やダンスを挟みながら続けざまにパフォーマンス。時には、バウンスしながらフロアに降り、熱気に満ちたオーディエンスをかき回す。そして、ライブ中盤あたりで披露した「Hoochie Mama」を皮切りに、ニューアルバム「Superghetto」の収録曲を次々と投下。終盤は、「Wait Too Long feat.Blxst」のメロウな前奏が流れると、観客のスマートフォンライトでBuddyが照らされ、それに応えるようにビートに合わせて踊りながらコール&レスポンス……。Gファンクを踏襲しつつも新しいサウンドへと進化を遂げたトラックに、完成度の高いラップを乗せ、光に包まれた会場に一体感を生み出し、オーディエンスの熱気が最高潮のまま約30分に及ぶ圧巻のライブは幕を閉じた。
ライブ終了後もパーティは朝まで続き、終始、世代を超えて多彩なカルチャーや音楽、多様な感性や個性が交錯するカッティングエッジなナイトクラブパーティとなった。
SWAG HOMMES NIGHT CLUB
supported by Y-3
開催日:11月11日(金)
時間:OPEN 22:00/CLOSE 5:00
会場:BAIA
東京都渋谷区宇田川町16-17
料金:DOOR MEN¥4,000(2D)/LADIES¥2,000(2D)
[MAIN FLOOR]
SPECIAL LIVE:BUDDY
DJ:Minnesotah(KANDYTOWN), DJ KANJI, FOOLISH MAN, nasthug
[1 FLOOR]
DJ:Little Dead Girl, Katimi Ai, JUN INAGAWA, SAMO, An toi, SOTA(WASP), TOMOYA