NEW GENERATION, NEW WAVE
ABOUT DEC, 2024
ヴィーガンバーガーとブッダボウルの名店同士が,
タッグを組んだ話題のニューショップ。
LIFE STYLE Sep 6, 2021
“ミートフリーマンデー(Meat Free Monday)”とは、ポール・マッカートニーとステラ・マッカートニーが提唱する地球環境保護を目的としたキャンペーン。週に1度、月曜日だけでも肉を食べない生活を皆が意識することで、畜産飼育における穀物需要の増加とそれに伴う森林破壊や砂漠化、さらには温暖化の要因でもあるメタンガスの発生を少しでも防ごうという啓蒙活動でもある。SWAG H.ではこのメッセージに共鳴し、毎週月曜日にベジタリアニズムやヴィーガニズムをはじめとする関連ニュースをお届けする。第18回は、ヴィーガン仕様の本格派ハンバーガーとブッダボウルの2枚看板で注目を集める「Terra Burger & Bowl(テラバーガー&ボウル)」をピックアップ。
“ヘルシー ファストカジュアル”をコンセプトに掲げる「Terra Burger & Bowl」は、ALL100%プラントベースのハンバーガーとアメリカ西海岸発の菜食丼、ブッダボウルをメインとしたヴィーガンレストラン。2020年10月オープンと歴史こそまだ浅いが、国内のヴィーガンレストランの中でもとりわけ人気の高い2つの名店がタッグを組んで生まれたお店である。ひとつは、2016年にオープンした 「Terra Burger」で、ファーマーズマーケットや各種イベントを中心に出店し、ヴィーガンミートパティを使ったジューシーなハンバーガーが話題のお店。もうひとつは、2007年にスタートしたWHOOLEFOODS MARUGOTO。こちらは、それまで日本では馴染みのなかったブッダボウルのコンセプトを国内で最初に導入し、都内のオフィス街や大学の校内でヘルシー志向のビジネスパーソンや学生を中心に100%植物ベースのボリューム豊かなブッダボウルを提供してきた先駆的なショップである。この2店によって作られたのが「Terra Burger & Bowl」であり、“健康と環境のために”という普遍的な理念が両者を繋げるパートナーシップの核となっている。
同店で提供されるハンバーガーの最大の特徴が、プラントベースでありながら肉汁たっぷりのジューシーな味わいだ。食べ応えのあるボリューミーな110gのパティを使い、5種類のオリジナルソースや3種類のバンスなど、好みに応じた多彩な組み合わせを選ぶことができる。メニューには、完全グルテンフリーのヴィーガンバーガーもあり、多様な食のニーズに対応しているのもポイントといえよう。
ブッダボウルとは、ご飯の上に野菜を中心とした様々な食材を乗せたメニューで、日本語に直訳すると“仏陀丼”である。深めの器(=ボウル)に、穀物や野菜、ナッツなどをたっぷりと盛り合わせて食べる菜食丼で、肉や魚を使用しないヴィーガン仕様かつ、日本の丼もののようなひとつの器で健康的な食事が完結するシンプルなスタイルは、新しい食のウェイブとして世界中で広く親しまれている。「Terra Burger & Bowl」では、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれている玄米の上に、季節野菜のグリルとサラダを乗せてメインのおかずを選ぶシステム。栄養価が高く彩り豊かで目にも嬉しいこちらのメニューは、完全グルテンフリーとなっている。
また、圧絞一番搾りのフレッシュな菜種油でサクッと揚げたシューストリングポテトや植物性ながら本物のチキンさながらの味わいが特徴のチキンナゲット、さらには新鮮な国産野菜のみを使ったコールスローなど、サイドメニューも充実。ドリンクメニューには、ノンカフェインのオーガニックコーラや、豊富なビタミンCと抗酸化作用を併せ持つ有機ざくろソーダなども揃う。
代官山にあるお店では、店内での飲食に加えテイクアウトにも対応。また、Uber Eatsやwoltなど、各種デリバリーサービスを利用することもできる。見た目も味わいも本物の肉と遜色ないジューシィーなヴィーガンバーガーと、栄養バランスに優れたブッダボウルをぜひ1度ご賞味あれ。
渋谷区猿楽町26-2 SARUGAKU C棟B1
TEL 050-8880-1364
www.terrabb.com