HUMAN DOCUMENTARY “-25℃ SIMPLE LIFE”

Text_SWAG H.

HUMAN
DOCUMENTARY
"-25°C SIMPLE LIFE”

北海道でシンプルな暮らしを営む20代～40代の
女性七人に密着したヒューマンドキュメンタリー。

ENTERTAINMENT Jan 21, 2023

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自分らしい生き方を求めて北海道で暮らす女性たちを追ったヒューマンドキュメンタリー｢-25℃ SIMPLE LIFE｣が、シネ・リーブル池袋にて公開中。

本作に登場するのは、北海道の旭川を中心に暮らす20代～40代の普通の女性たち。ある人は、車で牽引して移動できるスモールハウス“タイニーハウス”に2年以上暮らし、またある人は介護の世界から山の案内人に飛び込んだ。他にも羊飼いになるために手作りで牧場を作った人や、六本木にある超有名店のトップキャバ嬢から農業に目覚めた人、豊かな自然の中でおにぎりにこだわる人やOLから絵描きに転身した人もいれば、真面目な子供と言われ続けた人など7名。その共通点は、北海道の地で枠にはまった人生から自らの意思で自分らしく生きる選択をした女性たちということだ。

もちろん、彼女たちはただ自由にしているのではなく、きちんと生活を営みながら｢生きづらい｣社会において、｢生きやすく｣生きている。先行きの見えない社会不安が慢性化する中では、お金のこと、人間関係、社会保障のこと、これから生きていけるのかと根本的な不安を抱え、生きづらい思いをする若者たちは少なくない。加えて、結婚や出産に対する周囲のプレッシャーなど、女性特有の生きづらさは年齢を重ねても常に付きまとう。

この映画では、東京、大阪、札幌に住む女性たちがタイニーハウスに触れて何かが変わり、自身の生き方を変える一歩を踏み出した様子に密着。北海道の雄大な自然の癒しと、シンプルに生きることを選択した女性たちの多様なライフスタイルから、誰もがもう少し気楽に生きていけるヒントを探しだす。そして、2018年に旭川駅前にオープンした、完全無人チェックインでオペレートされたタイニーハウス型宿泊施設｢the tiny house hotel｣がオープンするまでを記録。家を作る楽しさに目覚めた子どもたちの姿や、飾ることを知らない無邪気なおじさん連中など、女性たちの周囲の人々も追いかけ、選択肢がある人生とは何か、本当に必要なものは何なのかを観る者に問いかける。

また、女性をメインとしたドキュメンタリーとあって、20代、30代、40代出演者のそれぞれの結婚観が語られ、常に女性について回る｢そろそろお年頃だから結婚｣みたいな圧を感じる社会での生きづらさについても取り上げられている。7人の市井の女性たちのシンプルな暮らしや本音を通して、生き方の選択肢について様々な示唆を与えてくれる｢-25℃ SIMPLE LIFE｣をお見逃しなく。

INFORMATION

-25℃ SIMPLE LIFE

シネ・リーブル池袋にて公開中

監督：松本和巳
出演：曽根優希、千葉紘子、森さなえ、神野陽子、金森秋波、石掛里咲、三浦恵里佳、真範之、太一、明梨、一知花他
プロデューサー：福宮あやの
配給：SDGsシェアプロジェクト
制作：映画「-25℃ simple life」製作委員会
©映画「-25℃ simple life」製作委員会

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