NEW GENERATION, NEW WAVE
ABOUT OCT, 2024
環境に優しく栄養価の高いスーパーフード,
ヘンプとCBDを取り入れたヴィーガン料理。
LIFE STYLE Jan 31, 2022
“ミートフリーマンデー(Meat Free Monday)”とは、ポール・マッカートニーとステラ・マッカートニーが提唱する地球環境保護を目的としたキャンペーン。週に1度、月曜日だけでも肉を食べない生活を皆が意識することで、畜産飼育における穀物需要の増加とそれに伴う森林破壊や砂漠化、さらには温暖化の要因でもあるメタンガスの発生を少しでも防ごうという啓蒙活動でもある。SWAG H.では、このメッセージに共鳴し、毎週月曜日にベジタリアニズムやヴィーガニズムをはじめとする関連ニュースをお届けする。第35回は、恵比寿にあるヴィーガン料理とCBDおよびHEMP(ヘンプ)を使ったオリジナルメニューを展開する「HEMP CAFE TOKYO(ヘンプ カフェ トーキョー)」をピックアップ。
“食と常識を変え、未来を変えていく”をコンセプトに掲げる「ヘンプ カフェ トーキョー」は、2017年7月にオープン。オーナーを務める宮内達也氏が、アメリカ西海岸を訪れた際に出会ったスーパーフードのヘンプやCBDといった、日本では当時まだ常識の外側に置かれていた植物やカルチャーをテーマにスタートさせたお店である。
麻の種子であるヘンプシードは、栄養価の高いタンパク質やアミノ酸に加え、美容と健康につながる鉄、亜鉛、マグネシウムなど、ミネラルも豊富に含まれているスーパーフード。種から生成されたオイルや加工品などで簡単に食事に取り入れられるだけでなく、麻という植物自体が害虫に強く、農薬や化学肥料を必要としないため環境への負荷が少ないこと、さらに小麦など他の穀物と比べて圧倒的に二酸化炭素を吸収する力が強いことなどから、サスティナブルな農業を実現する万能の植物ともいわれている。
一方、近年大きな注目が集まるCBD(カンナビジオール)は、大麻草から抽出される天然成分由来の化合物で、心身の整調効果やストレス軽減作用など、様々な作用が期待されている。「ヘンプ カフェ トーキョー」では、ヘンプやCBDを使った多彩なフードやスイーツ、ドリンクを提供する他、「CBD×ヴィーガンレシピブック」(veggy Books)などのレシピ本や各種イベント、ヴィーガン料理教室などを通して、この新たなカルチャーの発信と啓蒙に尽力している。
「ヘンプ カフェ トーキョー」では、メキシカンやアメリカ、中東、アジアの環太平洋スタイルのヴィーガンメニューに、へンプやCBDを無理なく取り入れているのが特徴。食べたり、飲んだりすることで“マインドフルネスが叶う”と謳った料理の数々は、心身のバランスを整えてくれるだけでなく、色とりどりの野菜をふんだんに使った美しい盛り付けは目にも楽しい。
店頭とオンラインストアでは、オーガニックヘンプ生地のオリジナルTシャツをはじめ、ティンクチャーオイルやバーム、グミにコーヒーなど、多種多様なCBD製品も販売中。また、CBDを正しく理解し、知識を深めるための講座なども不定期に開催しているので、気になる人はぜひチェックしてみてはいかがだろう。すべての人や地球にとってより良い未来を目指し、常識とされるものを疑うことで新たな道を切り拓いていく「ヘンプ カフェ トーキョー」の歩みは、まだまだ止まりそうにない。
東京都渋谷区東3-17-14 クリスティエビス8階
営業時間:11:30~15:00 18:00~22:00
定休日:月曜日
*店内改装工事のため2月7日(月)まで休業となります。
TEL 03-6427-1984
hempcafetokyo.com