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「パリ、テキサス」や山本耀司のドキュメントなど,
ヴィム・ヴェンダース作品が最新マスターで蘇る。
ENTERTAINMENT Nov 11, 2021
現代ドイツを代表する映画監督、ヴィム・ヴェンダースの珠玉の10作品が最新マスターで蘇る「ヴィム・ヴェンダース レトロスペクティブ ROAD MOVIES/夢の涯てまでも」が、Bunkamura ル・シネマにて開催中。
ヴィム・ヴェンダースは、1945年ドイツ デュッセルドルフ出身の映画監督/写真家。1971年に「ゴールキーパーの不安」で長編映画デビューを飾ると、その後「パリ、テキサス」(1984年)でカンヌ国際映画祭の最高位パルムドールを獲得。さらに、「ベルリン・天使の詩」(1987年)でカンヌ国際映画祭監督賞を、「ことの次第」(1982年)でヴェネチア国際映画賞金獅子賞を獲得するなど、これまで数々の名作を手掛けてきた。1960年代後半から80年代にかけて隆盛した“ニュー ジャーマン シネマ”の先駆者であり、ロードムービーというジャンルを定着させた第一人者として知られ、今なお世界中の支持を集める名監督である。
本企画では、ヴィム・ヴェンダース監督のフィルモグラフィから10作品を厳選。監督自らが監修し、高画質の最新レストア素材を使用して上映される国内初の大規模な特集上映となる。上映作品は、初期ロードムービー三部作の「都会のアリス」(1974年)、「まわり道」(1975年)、「さすらい」(1976年)をはじめ、デニス・ホッパー主演のサスペンス映画「アメリカの友人」(1977年)、名作として名高い「パリ、テキサス」(1984年)、小津安二郎の描いた“東京”とヴェンダースの視点を通して近代化した当時の東京を描いた「東京画」(1985年)、後にノーベル賞を獲得するペーター・ハントケによる詩的な脚本で紡がれる壮大な映像詩「ベルリン・天使の詩」(1987年)、ファッションデザイナー、山本耀司のパリコレクションの準備過程を追ったドキュメンタリー「都市とモードのビデオノート」(1989年)、キューバを訪れたライ・クーダーと、現地のミュージシャンとの交流を記録した大ヒット作「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」(1999年)、さらに本邦初の劇場公開となるSF大作「夢の涯てまでも」(1994年)がラインナップ。なお、本企画の上映にあたり、日本のファンに向けたヴェンダース監督のビデオメッセージも公開されている。
「ヴィム・ヴェンダース レトロスペクティブ ROAD MOVIES/夢の涯てまでも」は、12月16日(木)までBunkamura ル・シネマで上映中。その後、2022年にかけて全国の劇場で順次公開される。上映期間や劇場など、詳細についてはオフィシャルサイトでご確認を。
12月16日(木)までBunkamura ル・シネマにて開催、全国順次公開
上映作品:「都会のアリス 2Kレストア版」、「まわり道 4Kレストア版」、「さすらい 4Kレストア版」、「アメリカの友人 4Kレストア版」、「パリ、テキサス 2Kレストア版」、「東京画 4Kレストア版」、「ベルリン・天使の詩 4Kレストア版」、「都市とモードのビデオノート 4Kレストア版」、「夢の涯てまでも ディレクターズカット 4Kレストア版」、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」
wenders-retrospective2021.com