NEW GENERATION, NEW WAVE
ABOUT APR, 2025
音楽で世界を変えた唯一無二のアーティスト,
ボブ・マーリー激動の生涯を描いた真実の物語。
ENTERTAINMENT Apr 11, 2024
ジャマイカ出身の伝説的アーティスト、ボブ・マーリーの音楽とメッセージ、そして知られざる激動の生涯を描いた映画「ボブ・マーリー:ONE LOVE 」が、 5月17日(金)より全国公開される。
1981年にわずか36歳で夭逝したボブ・マーリー。全世界で7500万枚以上を売り上げ、歴史的名盤と謳われるアルバム「エクソダス」は、米タイム誌が選ぶ「20世紀最高の音楽アルバム(the best music album of the 20th century)」にも選出。グラミー賞の特別功労賞生涯業績賞受賞に殿堂賞の複数受賞をはじめ、国連平和勲章受賞など、数々の偉業を残すジャマイカ初の世界的なトップスターだ。そして、現在も信奉者の多いラスタファリアニズムのメッセージを楽曲を通して世界中に広げた第一人者でもある。
本作では、その輝かしいキャリアの一方、白人と黒人のダブルとして生まれた出自や、ジャマイカ国内の政情不安と政治家の思惑にも奔走されてしまう国民的英雄としての苦悩、さらに欧米がすべての中心だった当時の音楽業界において稀有な第三世界出身のアーティストとして世界的な成功を収めるサクセスストーリーを史実に沿って物語化したものである。
1976年、カリブ海に浮かぶ小国ジャマイカは独立後の混乱から政情が安定せず、対立する二大政党により国民は分断されていた。わずか30歳にして国民的アーティストとなっていたボブ・マーリーは、彼の人気を利用しようとする国内の政治闘争に巻き込まれ、同年12月3日に暗殺未遂事件が起こる。事件から2日後、ボブは怪我をおして、その後伝説となった「スマイル・ジャマイカ・コンサート」のステージに立つが、身の危険からすぐにロンドンへ逃れる。ロンドンでは後に名盤として語り継がれることになる「エクソダス」の制作に勤しみ、ヨーロッパ主要都市を周るライブツアーを敢行。かのザ・ローリング・ストーンズやザ・クラッシュと肩を並べ、世界的スターへの階段を駆け上がる。一方、母国ジャマイカの政治情勢はさらに不安定化し、内戦の危機がすぐそこに迫っていた。深く傷ついたジャマイカを癒し内戦を止められるのはもはや政治家ではなく、アーティストであり国民的英雄であるこの男だけだった……。
監督は、第94回アカデミー賞で作品賞をはじめとする6部門でノミネートされた名作「ドリームプラン」(2021)を手掛けたレイナルド・マーカス・グリーンが務め、主人公ボブ・マーリー役には、「あの夜、マイアミで」(2020)にてマルコムXを演じ、高い評価を得たキングズリー・ベン=アディルを抜擢。ボブ・マーリーの妻であるリタ・マーリー役には、「キャプテン・マーベル」(2019)や「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」(2021)など、ハリウッド大作映画への出演が続く注目の俳優、ラシャーナ・リンチを起用した。 また、マーリーの妻、リタや実子のセデラ・マリーとジギー・マリーといった生前のボブ・マーリーを最もよく知る家族、さらにザ・ウェイラーズのメンバーが監修に加わるなど、物語の輪郭をリアリティで補強し、奥行きを加えている。撮影自体もジャマイカの実際のロケーションで行われ、同国の首相や文化庁が全面サポートするなど、国家的なプロジェクトとして制作された。結果、全米および14の国と地域で初登場No.1を記録し、英仏では「ボヘミアン・ラプソディ」(2018)超えの好調なスタートに。母国ジャマイカでは史上最高の初日興行収入を記録するなど、歴史的な大ヒットとなっている。
死後42年経った今なお世界中の人々を魅了し続けるボブ・マーリー。彼の何が人々を惹きつけるのか? 人生を賭けて伝えたかったメッセージは何なのか? その理由をぜひ本作で探ってみてはいかがだろう。
5月17日(金)より全国公開
監督:レイナルド・マーカス・グリーン
出演:キングズリー・ベン=アディル、ラシャーナ・リンチ他
脚本:テレンス・ウィンター、フランク・E・フラワーズ、ザック・ベイリン、レイナルド・マーカス・グリーン
原題:Bob Marley: One Love
配給:東和ピクチャーズ
© 2024 PARAMOUNT PICTURES
bobmarley-onelove.jp