NEW GENERATION, NEW WAVE
ABOUT OCT, 2024
日本の伝統技法と素材で自然と軽やかさを表現,
建築家,隈研吾と「フェンディ」のコラボレーション!
FASHION Mar 21, 2024
「FENDI(フェンディ)」は、2024年春夏メンズコレクションにて、日本の建築家、隈研吾との共同デザインよる“アーキテクチュラルアクセサリー”を発表した。
「FENDI KUMA KENGO(フェンディ クマ ケンゴ)」 と銘打った本コラボレーションでは、メゾンのアイコンとして知られる“Peekaboo(ピーカブー)”と“Baguette Soft Trunk(バゲット ソフト トランク)”バッグ、“FENDI Flow(フェンディ フロー)”スニーカーにフォーカスし、隈研吾の考える日本の伝統技巧と天然素材を掛け合わせた新たなバージョンにアップデート。コットンと樹皮繊維から作られる和紙のハイブリッドスタイルである“和蘭紙”が主な要素として各デザインに採用された。折り紙や提灯、また着物のディテールに用いられるドライでソフトな質感の素材は強力な構造的基礎を構成しており、人工物を自然に一体化させるという哲学を持つ隈研吾ならではの仕上がりとなっている。
“ピーカブー”は、2種類のデザインが登場。トスカーナ産オリーブの木を彫り出した内側のフレームとともに、「フェンディ」のアイコニックな“Pequin(ペカン)”ストライプを連想させるような淡いシラカバ樹皮の良質なかせで構成されたモデルと、今回のメイン素材である和蘭紙で製作された“和蘭紙ピーカブー”という革新的なバージョンを生み出した。
隈研吾は他にも、細い竹をイレギュラーに組み上げる”やたら編み”を連想させる手法で強固な格子を作り上げ、“和蘭紙ピーカブー”の内側のフレームに使用。この格子はアッパーにリサイクルされたポリコットンニットまたは和蘭紙を用いた“フェンディ フロー”スニーカーのソールにもインスピレーションをもたらしている。“フェンディ フロー”はシューレースとファスナーがあしらわれたアッパー、コルクのインソール、未染色のバイオベースEVAを用いた“FF”ロゴソールに再解釈された。
「フェンディ クマ ケンゴ」 は、素材が持つオーセンティックな表現の可能性を通じて、人間と自然の調和した対立を目指し、過去と現在を融合することで、クリエイティブな分野における刺激的な文化交流を果たすという。隈研吾は本コラボレーションについて、以下のコメントを残している。
「自然とクラフトは、建築家そしてデザイナーとして私が生み出す作品の中心であり続けています。“フェンディ”のバッグやシューズについて考えてほしいと依頼があったとき、それらがヒューマンスケールにおける小さなアーキテクチュラルプロジェクトであると考えました。シルヴィア・フェンディが手掛けるメンズデザインのシグネチャーを、自然と軽やかさ、革新的なデザインに対する私たちの共通の情熱を表現しながら、伝統的な日本の技法と素材で変化させました」
TEL 03-3514-6187
www.fendi.com