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モナリザやフェルメールの名画など48万点。
ルーブル美術館の所蔵品がWEBで無料公開!
ART Apr 19, 2021
パリにあるルーブル美術館では、48万点を超える所蔵品をすべて無料で鑑賞できる新たなWEBサイトを開設した。
新たに開設された「collections.louvre.fr」は、ルーブル美術館をはじめ、付属するウジェーヌ=ドラクロワ国立美術館や、カルーセル庭園の彫刻など48万点以上のコレクションを集めたデータベース。絵画では、レオナルド・ダ・ヴィンチの“モナリザ”やフェルメールの“レースを編む女”、彫刻では“サモトラケのニケ”、“ミロのヴィーナス”といった同館を代表する作品だけでなく、他の機関に長期的に貸し出されている作品や、第二次世界大戦後に回収され、元の所有者に返還されるまで一時的に預けられている作品なども登録されている。
サイトは英語とフランス語に対応しており、フリーワードでの簡易検索と年代や制作(発掘)地、マテリアルなどの詳細検索が可能。さらに、宝石や家具などの調度品、テキスタイルなどカテゴリー毎の分類も行われている。作品は角度やディテールのアップなど様々な写真が用意されており、すべてダウンロード可能。また館内のマップに沿って、展示室をクリックすると室内の様子や展示されている作品を鑑賞できるヴァーチャルな仕掛けもあり、直接現地に赴いたような気分も味わえる。
もうひとつのWEBサイト「louvre.fr」は、主にスマートフォンでの閲覧を想定した設計で画像や動画を中心に構成されており、フランス語、英語、スペイン語、中国語に対応している。
ルーブル美術館は、現在新型コロナウイルスの影響により現在休館が続いており、まずはオンラインで作品を鑑賞しながら現地に思いを馳せてみるのもいいだろう。