NEW GENERATION, NEW WAVE
ABOUT OCT, 2024
色柄とマテリアルが夏気分を掻き立てる,
サンローランのサマープロダクツ。
FASHION May 25, 2021
今シーズンのコレクションの中から、SWAG H.が独自の視点で選び抜いたプロダクトを紹介する“THE SELECTION ”。今回は、“NO MATTER HOW LONG THE NIGHT IS(夜がどんなに長くとも)”と題された、サンローラン2021年春夏メンズコレクションから、夏の気分を掻き立てるアイテムをピックアップ。
夏の必需品でもあるサングラスだが、リゾート地などでは開放的なムードを高めるアビエイターフレームがおすすめ。メタルフレームが特徴の「CLASSIC SL 11」は、暖色系のグラデーションレンズが大人の色香と共にレイドバックしたムードを醸し出す。同じくダブルブリッジをあしらった「SL 416」は、フレームレスでスタイルに取り入れやすい1本。カラーバリエーションは、洒脱な印象の“PALE BLUSH”に理知的な表情とミステリアスな雰囲気が同居する“PALE GOLD”が揃った。
上質なカーフスキンを使ったミッドカットスニーカーは、パーツごとにスエード、パンチング&グレインレザーを組み合わせることで奥行きのある表情を演出。アーリー90’sのスケートシューズやバスケットシューズを想起させるカラーパレットも、ヴィンテージを思わせるくすみ色で派手過ぎない仕上がりに。サイドにあしらったゴールド調サンローラン シグネチャーが程よいクラス感を添えている。
ローファーも定番のブラックやブラウンではなく、オフホワイトにすることでぐっと新鮮な面持ちに。アッパーにあしらった編み込みが清涼感と遊び心を、程よく高さのあるスタックドヒールが、ローファーらしからぬエレガントなムードを加味する。柔らかな印象を与えるアーモンドトゥやサイドまで及ぶ編み込みのディテールなど、どの角度から見ても美しく、寸分の隙もない。
サンダルは、対照的な趣の2足をセレクト。堅牢かつ使い込むほどに色艶が増していく天然繊維、ラフィアを使ったスライドサンダル「BORDI」。長いアーチバンドとクロスしたつま先のストラップが、プリミティブな雰囲気を醸すが、ラフィア特有のナチュラルな素材感で品よくまとまっている。見た目の良さだけでなくラバーソールで履き心地も快適となれば、活躍の場は自ずと広がりそうだ。もうひとつの「BLEACH」は、ストラップからインソールまでミンクを使った豪奢なスライドサンダル。ふわふわとした毛足の表情とノーブルな色合いは、リュクスなムードと共にリラックスした抜けのよさを演出する。
ポリネシアンタトゥーを思わせる、伝統的なトライバル柄を全面に配したストローハット。やや長めのブリムは折り返してあるので、顔周りをスッキリと明るく見せる。アイキャッチーでありながらどこか神聖なムードが漂う柄行きは、被るだけで気持ちまで引き締まるようだ。
貝殻とレザーコードを組み合わせたブレスレットは、男性の逞しい焼けた肌にも、女性の華奢な手首にも映える夏らしいアイテム。調節可能なクロージャーには、“SAINT LAURENT PARIS”の刻印を施したメタルプレートをあしらった。存在感がありながら、他のブレスレットと重ね付けしても調和がとれるデザインは、軽装となる夏の手元に爽やかなニュアンスを添える。
今回紹介したアイテムは、サンローランの直営店及びオンラインストアで販売中。
TEL 0120-95-2746
www.ysl.com