LOUIS VUITTON

シャンパンボトルを持ち運ぶ目的で1932年に考案されたバケットバッグ｢ノエ・カーゴ｣を、ファレル・ウィリアムスの手によって再解釈。アイコニックなモノグラム・キャンバスとアンティーク調レザーのコンビで、オリジナルの本質を受け継ぎながら今日的に昇華した。

SAINT LAURENT

デイリーバッグの名作｢サック・ド・ジュール｣を、希少なアリゲーターレザーで仕立てたスペシャルバージョン。アクの強い素材を、端正なフォルムと控えめなロゴ、南京錠モチーフのキーリングタブといった繊細なディテールが品の良さを担保し、個性を際立たせる。

PRADA

セミブローグやモンクストラップといった本格紳士靴のディテールを、開放的なミュールに採り入れたプレイフルな一足。ドレスのルールに照らし合わせるとカジュアルなフリンジも自由なムードを加速させる。クラシックなスタイルを“換骨奪胎”するアイデアが出色。

THE ROW

アイウェアを保護するためにデザインされたレザーケース。楕円形のフォルムとジッパー開閉で、外部からの衝撃から守る。実用性はもちろん、デザイン性の高さも見逃せない。着こなしの手数が減るこれからの季節には、アクセサリーとしても重宝するだろう。

TOM WOOD

1970年代にインスパイアされた｢ウミ カプセル｣コレ クションのボロタイ。クラシックなクッションシェイプを再解釈した留め具がモダニティを加味。リサイクルメタルに加え、余剰となったカーブチェーンを再利用するなど、環境やカスタマーに対する責務を全うする。

CARTIER

“愛”“忠誠”“友情”を象徴する3色のゴールドを用いた｢トリニティ｣リング。こちらは、3本の輪が重なり合う意匠はそのままに、クッションシェイプを採り入れることで直線的な美しさを表現した新デザイ ン。 グラフィカルな造形美と輝きが手元に映える 。

HERMÈS

通称“ビーフロール”と呼ばれる両端のステッチや、モカシン縫いなどの伝統的なローファーを踏襲しつつ、チャンキーソールを合わせることでコンテンポラリーに変換。「エルメス｣を象徴する｢H｣のカットを施したサドルが品の良いエスプリを漂わせる。

MAISON MARGIELA

“時代を超越するスタイル”を掲げる新アイコンバッグ｢ドレサージュ｣。優美な舟形フォルムやハーネスのような構造が強度とデザイン性を高めるハンドルなど、細部にクラフツマンシップが宿る。持つ人を選ばない佇まいは、ジェンダーレスな哲学を反映している。

BURBERRY

子供用の玩具“揺り木馬”から着想を得たアイコンバッグ｢ロッキングホース｣に、メンズモデルが登場。英字の｢b｣を模したメタルクロージャーが、静謐な佇まいにアクセントをプラス。ストラップの長さを 調節すれば、クロスボディバッグにも変わる。

BALENCIAGA

SUMMER 25の新作｢クレジット トート バッグ｣は、日本限定発売。上質なグレインドカーフスキンを採用し、長さ調節可能なハンドルがアシンメトリーなバランスを生む。付属のカードスロットには取り外し可能なイミテーションを挿すなど、独自の遊び心が光る。

VERSACE

ブランド初の日本製デニムを使ったアイテム。熟練の職人が1つずつ手洗い加工を施して縦落ちやヒゲを再現。シャツにはエナメル仕上げのメドゥーサ ボタンを、パンツには“MADE IN JAPAN”の特別なレ ザーパッチを配すなど、細部にもこだわりが。

BED J.W. FORD

今期のコレクションテーマ｢Working Class Theater｣に合わせて、エド ロバード ジャドソンに制作を依頼したバッグ。ベースとなる工具箱を鉄板で作成し、“駒合わせ縫い”という技法で牛革を巻き付けた。アイデア頼りに陥らない精巧な作りが完成度を高めている。